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2008/01/28

精神障害の労災認定>過労自殺について

メンタルヘルス・ウェブログ/ posted by レオン

過労自殺とは、過労死と同様に過労に起因した自殺のことを指します。

労災保険法によると過労が原因と判断されるのは、自殺の意図の無い自殺?というケースでなければ認定されにくいといった状況でありました。
これはつまり、故意ではない自殺でありますから
刑法上、物事の理非善悪を弁識する能力の欠如した状態=心神喪失の状態で発作的にとった行為は、故意では無いといった考え方になります。
自己判断不能の状態とは
意識朦朧状態・錯乱状態・幻聴に起因した作為体験等の精神状態・不眠不休の人格、行動の解離の起こった状態・重症の抑うつ状態・
逆に、遺書があったり苦痛からの逃避自殺は自らの意図によるものであるから業務外と判断されていました。
しかし、
発作的に死に至ったケース以外は認定されぬ。のではなく・・
現在においては、業務に起因した精神障害の為に正常な認識が不可能であったが為に自殺に至った場合も業務上と認定されることとなっています。



2008/01/22

精神障害の労災認定>業務上外における判断指針

メンタルヘルス・ウェブログ/ posted by レオン

労災認定を受ける人々が急増しているのは周知の事実の通りですが、精神疾患に関わる労災請求件数は1983~2003年の21年間において1586件、内自殺請求は626件とのこと。最近の請求内容の傾向としては、1999年に公表された心理的負荷による精神障害(対象疾病は全ての精神障害とは言っても殆んどが感情障害と神経症性障害)に係わる業務上外の判断指針が公表されてからは一気に増加しています。

▼心理的負荷による精神障害内訳
F0症状性を含む器質性精神障害
F1精神作用物質使用による精神および行動の障害
F2精神分裂病、分裂病型障害および妄想性障害
F3気分〔感情〕障害
F4神経症性障害、ストレス関連障害および身体表現性障害
F5生理的障害および身体的要因に関連した行動症候群
F6成人の人格および行動の障害
F7知的障害(精神遅滞)
F8心理的発達の障害
F9小児〈児童〉期および青年期に通常発症する行動および情緒の障害、詳細不詳の精神障害


心理的負荷による精神障害に係わる業務上外の判断指針によると
以下の三点を総合的に評価し判断されます。
>業務による心理的負荷
>業務以外の心理的負荷
>個体側要因


業務上の判断要件については・・
>対象疾病に該当する精神障害を発病していること。
>対象疾病の発病前6ヶ月間に客観的に該当精神障害を発病させるおそれのある業務により強い心理的負荷が認められること。つまりは発病前6ヶ月間にて精神状態を病的に悪化させる程の強いストレスを担当業務により受けていたと客観的に認められること。
>業務以外の心理的負荷及び個体側要因により当該精神障害が発病されたのではないと認められること。つまり、業務以外のストレスや個人的要因により発病したわけでは無いこと。
これらの判断要件を満たした上で総合的に評価対象となる。

▼業務上の心理的負荷の評価方法・・・
職場における心理的負荷評価表(31項目)を用いて心理的負荷(ストレス強度とも言う)の強度(Ⅰ~Ⅲに分類されている)を評価する。
その心理的負荷評価表で「強」と判断されるなら精神障害を発病させる程の負荷がかかっていたと判断される。

1.大きな病気や怪我をした
2.悲惨な事故や災害を体験した
3.交通事故を起こした
4.労災の発生に直接関与した
5.重大な仕事上のミスをした
6.事故の責任を問われた
7.ノルマ未達成
8.新規事業や再建担当になった
9.顧客とトラブルがあった
10.仕事内容・量の大きな変化があった
11.勤務・拘束時間が長時間化した
12.勤務形態に変化があった
13.仕事のペース、活動に変化があった
14.職場のOA化が進んだ
15.退職を強要された
16.出向した
17.左遷された
18.不利益扱いを受けた
19.転勤した
20.配置転換があった
21.自分の昇格・昇進があった
22.部下が減った
23.部下が増えた
24.セクハラを受けた
25.上司とトラブルがあった
26.同僚とトラブルがあった
27.部下とトラブルがあった
28.理解者が異動した
29.上司が変わった
30.昇進で先を越された
31.同僚の昇進・昇格があった、

▼業務上外の心理的負荷の評価方法・・・
職場以外の心理的負荷評価表を用いて評価される

離婚又は夫婦が別居した
自分が重い病気やケガをした又は流産した  
自分が病気やケガをした
夫婦のトラブル、不和があった   
自分が妊娠した    
定年退職した    
自分以外の家族・親族の出来事 配偶者や子供、親又は兄弟が死亡した    
配偶者や子供が重い病気やケガをした    
親類の誰かで世間的にまずいことをした人が出た    
親族とのつきあいで困ったり、辛い思いをしたことがあった    
家族が婚約した又はその話が具体化した    
子供の入試・進学があった又は子供が受験勉強を始めた    
親子の不和、子供の問題行動、非行があった    
家族が増えた(子供が産まれた)又は減った(子供が独立して家を離れた)    
配偶者が仕事を始めた又は辞めた
多額の財産を損失した又は突然大きな支出があった    
収入が減少した  
借金返済の遅れ、困難があった    
住宅ローン又は消費者ローンを借りた  
天災や火災などにあった又は犯罪に巻き込まれた    
自宅に泥棒が入った  
交通事故を起こした  
軽度の法律違反をした  
騒音等、家の周囲の環境(人間環境を含む)が悪化した    
引越した    
家屋や土地を売買した又はその具体的な計画が持ち上がった    
家族以外の人(知人、下宿人など)が一緒に住むようになった    
友人、先輩に裏切られショックを受けた    
親しい友人、先輩が死亡した    
失恋、異性関係のもつれがあった    
隣近所とのトラブルがあった

▼個体側要因の評価方法・・・
精神障害の既往歴・社会適応状況(生活史)・アルコール等依存状況及び性格傾向(性格特徴上の偏り)について検討される



2007/09/02

地域自殺対策推進事業

メンタルヘルス・ウェブログ

各地域のメンタルヘルスへの取り組みに対して国が、その成果を共有し後ろ支えしてゆこうとする動きが本格化してゆくようでありますね。
国がモデル自治体を選び対策等の成果を一体となって検証、改善を進めてゆく・・・
具体的には、厚労省の地域自殺対策推進事業として選ばれた北海道、秋田、静岡、沖縄等の19の道と県。そして横浜市の計20の自治体に対して3年間の計画の中で防止策を模索しつつも・・
成果として表面化される内容については全国の自治体に情報伝達を行う・・・
との事でありまして、
国全体として命を救う取り組みを行うのであれば、時間はかかったとしても真の意味において「成果」というものに期待したいと思うんですよ。
9年連続で30000人を超えているという自殺者数の現実。
経済・健康・生活・職場・リストラ・いじめ・無力・人間関係・・・
様々な・・現代人を悩み苦しめ追い詰めるキーワードが多数うごめくご時世において人の心の健康、すなわちメンタルヘルスにおいては
勝ち組も負け組みも無い世の中であらねばと・・
深く考える中・・・
笑うことができるという喜び
泣くことができるという喜び
悲しむことのできる喜び
愛し愛されることのできる喜び
それら全て、生きているという喜びにつながる人間の素晴らしさではないかと感じながらも再度その・・「成果」に期待したいところであります・・・。



2007/08/29

段差無き世の中

メンタルヘルス・ウェブログ

日本の入院患者数の四人に一人が精神病患者であり、毎日80人以上が自殺する・・・
実際の暮らしの中における、それらの精神病に関わる人々を、とり囲む環境となると・・・
切実な問題であるにもかかわらず、遠目にしている・・・?
いえ、遠目にしているって言うよりも自分の事が精一杯だから他人の悩み等々にかまってる暇なんて無い・・?
そして、接近するなら距離を置き・・違和感ならぬ偏見を身にまとってしまう・・・。
関わりの無い人々からすると、そんなところであるかもしれませんよね。
つまりは・・・
うつ病を含む精神病患者っていうのは、どうしても偏見といった類の受け止められ方も無きにしもあらずであり、
そんな・・僕達も十分にソレを味わっていますから、偏見という語句に対しては、それなりに敏感になるもんであります。

付き合わない方がよい・・
危険・・・
親も子も同じ・・・
勿論・・過ぎた事であるからして、偏見という形で受け止めたであろう当時の気持ちはコンプレックスや怨恨とは少し違ったニュアンスに変化してますが・・・。
だから・・・もっと増加していくであろうメンタルな諸問題に対して・・・
少しでも段差の無い世の中であればいいなと感じるところでもあり、

暗いニュース報道の中に頻繁に出現する言葉・・・
「精神鑑定を・・・」
そういった事件性とは分離した・・心の病者に対する観点を再認識する事が大切ではないかと考えてみたりと・・・。
多分・・精神病者に対して恐怖を感じている健常者は・・・
精神病者が、ある意味で健常者に対して恐怖を感じているという事を認識していない。
そこに段差がある・・・。
そんな事を思ったりも・・・するところであります。



2007/07/02

自殺について想うこと

メンタルヘルス・ウェブログ

最近は自殺に関するニュースが連日のごとく、お茶の間に飛び込んできますよね・・・。
一見クールに?その内容を報道してるんですけど・・・。
あんまり、ニュース化しない方がいいんじゃないか?って思うのは僕の個人的考えなんですけどね・・・。
本気で・・・では無くって、自己主張的に・・・。そういう行為をする人々があおられて・・・結果的に未遂が未遂でなくなってしまうような?
失敗してホントに死んでしまう?
だから・・・、あんまりメディアで注目すると・・未遂で十分な人々もあおられる?ような気がしないでもありません。先日のあるテレビの特番で自殺について考えるっていう内容の番組をしてたんですけどね、妻は見てましたね・・・。その横で子供達もね・・・。普通の家庭だったら、そんな討論番組を見ながら「考える」っていうのも必要な?ひと時かもしれないんですが・・・僕達は、うつ病家族なもんですからね・・・、なんかこう・・・嫌な気分になり、「チャンネル変えていい?」って意見したんですが受け入れられずに、結局4人で見てたんです・・・。番組の中ではいろいろと難しい論争を繰り広げていたんですが・・、
僕的には学識高い人達の意見や、自殺経験者の声はほとんど耳に入ってくることは無く・・・、テレビの画面と見入る家族の横顔を交互に確認しながら何度ともなくチャンネル権を奪おうと考えていましたけどね・・・。


ひとりぼっち・・・?
今、ひとりぼっちなだけですよね。
今を・・どんどん繰り返して未来になって・・未来が今に、またなって・・・
平等に過ぎ行く時の流れの中で・・・いろんな人に出会い・・・
ひとりぼっちは過去となり・・・
笑って振り返れるのも、今ひとりぼっちなおかげかも・・・?。

何かに負けたから死を選ぶ?
でもね・・・負けても人生終わりじゃありませんよね。
負けたって、また始まりますから・・・
人生が始めさせてくれるんですよね。必ず・・・。
人生は人生の、いい相棒です。
終わりってゆうのは、人生を途中でやめることですよね。
だから負けたって、「終わり」じゃないんですよね・・・・・。


2007/06/25

3万2155人

メンタルヘルス・ウェブログ

・・・・・32155人。

昨年1年間の自殺者の数でありますが、9年連続で3万人を超えています(警察庁調べ)。
特に、学生・生徒の自殺が2.9%増加して886人となり・・
統計を開始した昭和53年以降最悪となっています。

年齢別では、60歳以上が1万1120人で全体の34.6%を占め・・
50歳台が7246人で22.5%。
40歳代が5008人で15.6%。
30歳代が4497人で14.0%となっています。

また、男女別では男性が約7割と圧倒的に女性を上回っています。

原因・動機別では・・
「健康問題」が全体の半分近くの1万5402人で最も多く
2番目が「経済生活問題」、次いで「家庭問題」、「勤務問題」となっています。
そして、自殺者全体の32.5%、約3人に一人は遺書を残しています。
32155人の尊く重い命が、自ら消えていっています・・・・・

資料元は平成18年中における自殺の概要資料 PDFファイル