2008/03/10

子供をしかる時のポイント

メンタルヘルス・ウェブログ

愛する我が子を「ほめる」という行為は「しかる」行為に対して、どちらかというと容易のように感じるところであります。
何故なら、自然な愛情表現がそのまま「ほめる」という事にリンクする場合が多いと思うからです。

親としては日常の暮らしの中において、ほめるばかりでも駄目なわけでして「あめとムチ」ならぬ「ほめる・しかる」を5対5の割合でと考える人が多いようですが、では実際のところ子供側から評価においては必ずしも5対5とは捉えられておらず、3対7の割合で「しかられることが多い」となっているようであります。
そして、「ほめる・しかる」の割合の理想としては7対3がいいとのこと。
まとめますと・・・
親は5対5のつもりで「ほめる・しかる」・・・のつもり。
子供は3対7で「しかられることが多い」・・・と感じている。
理想は7対3で「ほめる・しかる」・・・がよいと言われている。

さて・・・現実の子育ての現場において実践的に「ほめる・しかる」の比率を精査しながら子供と合い向かう人は果たして如何程の数値となるんでしょうか?
男の私が、言うのもなんですが・・・
母親たるもの、それでなくとも大きなストレスを抱えて家を守っている?場合もあるならば、ついつい「イライラにまかせて、しかってばかり!」なんて方もそう珍しいものではないような気もするんですが・・・。
「ほめる」行為は意識しなければできないが、「しかる」行為は無意識にできてしまってる。しかも小言混じりで!
アララ・・・といった感のある、典型的な?家庭の風景なのかもしれませんね。・・・
(我が家もそれに近い・・・苦笑!)

では、どうしても叱る比率が上回ってしまう親として心がける「上手にしかる方法」とは何か?
  1. 子供が理解できる言葉でしっかり目を見て、叱るではなく話す(子供にわかる言葉を探して叱っていると、親も気持ちを整理して話そうとするので感情的になることも少ない)
  2. 子供自身に対して叱るのではなく、子供のとった行動に対して叱る(感情がヒートアップしてくると本来のいけない原因そっちのけで子供の人間性を叱ってはダメ)
  3. 子供からして、叱られる基準が一貫している(子供は、あの時は叱られなかったのに今回は叱られているという、親の気分を敏感に見抜く)
  4. 他の誰かと比較して叱らない(比較しだすと親の独断や見栄が混ざってくる)
  5. 親自身がしゃがむ等して子供の目線と、親の目線を同じ高さにして叱る(見下ろす・見上げるの関係ではなく対等を維持)


親の心がけひとつで実践できる、これらのポイント。何ら難しいテクニックも必要ありません。
こういう心がけでもって、子供に接する親たるものは自然と「理想の7対3」が成立しているのかもしれませんね。