2007/12/31

大晦日に想う。立ち止まれる強さ

メンタルヘルス・ウェブログ










大晦日。
かなり大部分の人々が、この国の一年の区切りに向けて・・・

その流れに乗り・・・
しっかりとした足並みで・・・
時間の流れに沿って・・・
動き出している、今・・・
もしも・・・?
そういう、群れ?から・・・
はぐれていたり・・・
ついてゆけてなかったり・・・
そういうのが嫌な気分だったり・・・
そうしたくても、絶対無理だったり・・・
だとしたら・・・
そんな自分に拍手を贈ってやらないと・・・
何故なら・・・
正直に、自分を認め・・・
愛する人を認め・・・
立ち止まっているだけだから・・・
弱くないから、立ち止まれる・・・
傷付き・・・はぐれて・・・追いつけない・・・ついてゆけない・・・
そんなんじゃなく・・・
誇りをもって生きているだけ・・・
負けたのではなく・・・
ごまかさず・・・正直に・・・強く・・・ゆっくりと・・・
認めてもらうことよりも・・・
自分が自分を認められる心・・・
それが、何よりも大切で・・かけがえのないこと・・・・・。



2007/12/25

聖夜を巡るせつない物語。O・ヘンリ~賢者の贈り物

メンタルヘルス・ウェブログ

貧しい夫婦がお互いに贈り物を考えるが、妻は自慢の長い髪を売り夫に金時計の鎖を買いますが、夫はその時計を売り愛する妻の為にべっ甲のクシを買う・・・。
愛する家族に向けた聖夜の「特別な気持ち」


賢者の贈り物
The Gift of the Magi
オー・ヘンリー作
結城浩訳

1ドル87セント。それで全部。しかもそのうち60セントは小銭でした。小銭は一回の買い物につき一枚か二枚づつ浮かせたものです。乾物屋や八百屋や肉屋に無理矢理まけさせたので、しまいに、こんなに値切るなんてという無言の非難で頬が赤くなるほどでした。デラは三回数えてみました。でもやっぱり1ドル87セント。明日はクリスマスだというのに。

これでは、まったくのところ、粗末な小椅子に突っ伏して泣くしかありません。ですからデラはそうしました。そうしているうちに、人生というものは、わあわあ泣くのと、しくしく泣くのと、微笑みとでできており、しかも、わあわあ泣くのが大部分を占めていると思うようになりました。

この家の主婦が第一段階から第二段階へと少しづつ移行している間に、家の様子を見ておきましょう。ここは週8ドルの家具付きアパートです。全く筆舌に尽くしがたいというわけではないけれど、浮浪者一掃部隊に気をつけるためにアパートという名前をつけたに違いありません。

階下には郵便受けがありましたが手紙が入る様子はなく、呼び鈴はありましたが人間の指では鳴らせそうもありません。その上には「ミスター・ジェームズ・ディリンガム・ヤング」という名前が書かれた名刺が貼ってありました。

その「ディリンガム」の文字は、その名の持ち主に週30ドルの収入があった繁栄の時代にはそよ風にはためいてきました。でもいまや収入は20ドルに減ってしまい、文字たちはもっと慎ましく謙遜な「D」一文字に押し縮めようかと真剣に考えているようでした。しかし、ジェームズ・ディリンガム・ヤング氏が家に帰って二階のアパートに着くと、すでにデラとしてご紹介済みのジェームズ・ディリンガム・ヤング夫人が、「ジム」と呼びながら、いつでもぎゅうっと夫を抱きしめるのでした。これはたいへん結構なことですね。

デラは泣くのをやめ、頬に白粉をはたくのに意識を集中させました。デラは窓辺に立ち、灰色の裏庭にある灰色の塀の上を灰色の猫が歩いているのを物憂げに見ました。明日はクリスマスだというのに、ジムに贈り物を買うお金が1ドル87セントしかありません。何月も何月もコツコツとためてきたのに、これがその結果なのです。週20ドルでは、大したことはできません。支出はデラが計算した以上にありました。支出というものはいつだってそういうものでした。ジムへの贈り物を買うのに1ドル87セントしかないなんて。大切なジムなのに。デラは、ジムのために何かすばらしいものをあげようと、長い間計画していたのです。何か、すてきで、めったにないもの ―― ジムの所有物となる栄誉を受けるに少しでも値する何かを。

その部屋の窓と窓の間には姿見の鏡が掛けられていました。たぶんあなたも8ドルの安アパートで見たことのあるような姿見でした。たいそう細身で機敏な人だけが、縦に細長い列に映る自分をすばやく見てとって、全身像を非常に正確に把握することができるのでしょう。デラはすらっとしていたので、その技術を会得しておりました。

急にデラは窓からくるりと身をひるがえし、その鏡の前に立ちました。デラの目はきらきらと輝いていましたが、顔は20秒の間、色を失っていたのでした。デラは手早く髪を下ろし、その長さいっぱいまで垂らしました。

さて、ジェームズ・ディリンガム・ヤング家には、誇るべき二つのものがありました。一つはジムの金時計です。かつてはジムの父、そしてその前にはジムの祖父が持っていたという金時計。もう一つはデラの髪でした。シバの女王が通風縦孔の向こう側のアパートに住んでいたとしましょう。ある日、デラが窓の外にぬれた髪を垂らして乾かそうとしたら、それだけで、女王様の宝石や宝物は色あせてしまったことでしょう。また、ソロモン王がビルの管理人をやっていて、宝物は地下室に山積みしていたとしましょう。ジムが通りがかりに時計を出すたび、王様はうらやましさのあまり、ひげをかきむしったことでしょう。

さて、そのデラの美しい髪は褐色の小さな滝のようにさざなみをうち、輝きながら彼女のまわりを流れ落ちていきました。髪はデラの膝のあたりまで届き、まるで長い衣のようでした。やがてデラは神経質そうにまた手早く髪をまとめあげました。ためらいながら1分間じっと立っていました。が、そのうちに涙が一粒、二粒、すりきれた赤いカーペットに落ちました。

デラは褐色の古いジャケットを羽織り、褐色の古い帽子をかぶりました。スカートをはためかせ、目にはまだ涙を光らせて、ドアの外に出ると、表通りへ続く階段を降りていきました。

デラが立ち止まったところの看板には、「マダム・ソフロニー。ヘア用品なら何でも。」と書いてありました。デラは階段を一つかけのぼり、胸をどきどきさせながらも気持ちを落ち着けました。女主人は大柄で、色は白すぎ、冷ややかで、とうてい「ソフロニー」という名前のようには見えませんでした。

「髪を買ってくださいますか」とデラは尋ねました。

「買うさ」と女主人は言いました。「帽子を取って見せなさいよ」

褐色の滝がさざなみのようにこぼれ落ちました。

「20ドル」手馴れた手つきで髪を持ち上げて女主人は言いました。

「すぐにください」とデラは言いました。

ああ、それから、薔薇のような翼に乗って2時間が過ぎていきました。 …なんて、使い古された比喩は忘れてください。デラはジムへの贈り物を探してお店を巡っておりました。

そしてとうとうデラは見つけたのです。それは確かにジムのため、ジムのためだけに作られたものでした。それほどすばらしいものはどの店にもありませんでした。デラは全部の店をひっくり返さんばかりに見たのですから。それはプラチナの時計鎖で、デザインはシンプルで上品でした。ごてごてした飾りではなく、素材のみがその価値を主張していたのです ―― すべてのよきものがそうあるべきなのですが。その鎖は彼の時計につけるのにふさわしいとまで言えるものでした。その鎖を見たとたん、これはジムのものだ、とデラにはわかりました。この鎖はジムに似ていました。寡黙だが、価値がある ―― この表現は鎖とジムの両者に当てはまりました。その鎖には21ドルかかり、デラは87セントをもって家に急いで帰りました。この鎖を時計につければ、どんな人の前でもちゃんと時間を気にすることができるようになるでしょう。時計はすばらしかったのですが、鎖の代わりに古い皮紐をつけていたため、ジムはこそこそと見るときもあったのです。

デラが家に着いたとき、興奮はやや醒め、分別と理性が頭をもたげてきました。ヘアアイロンを取り出し、ガスを着けると、愛に気前の良さを加えて生じた被害の跡を修繕する作業にかかりました。そういうのはいつも大変な仕事なのですよ、ねえあなた ―― とてつもなく大きな仕事なのですよ。

40分のうちに、デラの髪は小さく集まったカールで覆われました。髪型のせいで、まるで、ずる休みした学童みたいに見えました。デラは、鏡にうつる自分の姿を、長い間、注意深く、ためつすがめつ見つめました。

「わたしのことを殺しはしないだろうけれど」とデラは独り言をいいました。「ジムはわたしのことを見るなり、コニーアイランドのコーラスガールみたいだって言うわ。でもわたしに何ができるの ―― ああ、ほんとうに1ドル87セントで何ができるっていうの?」

7時にはコーヒーの用意ができ、フライパンはストーブの上にのり、チョップを焼く準備ができました。

ジムは決して遅れることはありませんでした。デラは時計の鎖を手の中で二重に巻き、彼がいつも入ってくるドアの近くのテーブルの隅に座りました。やがて、ジムがはじめの階段を上ってくる足音が聞こえると、デラは一瞬顔が青ざめました。デラは毎日のちょっとしたことでも小さな祈りを静かに唱える習慣がありましたが、このときは「神さま。どうかジムがわたしのことを今でもかわいいと思ってくれますように」とささやきました。

ドアが開き、ジムが入り、ドアを閉めました。ジムはやせていて、生真面目な顔つきをしていました。かわいそうに、まだ22歳なのに ―― 彼は家庭を背負っているのです。新しいオーバーも必要だし、手袋もしていませんでした。

ジムは、ドアの内で立ち止まりました。うずらの匂いにじっとしている猟犬と同じように、そのまま動きませんでした。ジムの目はデラに釘付けでした。そしてその目には読み取ることのできない感情が込められていて、デラは恐くなってしまいました。それは憤怒ではなく、驚嘆でもなく、拒否でもなく、恐怖でもなく、デラが心していたどんな感情でもありませんでした。ジムは顔にその奇妙な表情を浮かべながら、ただ、じっとデラを見つめていたのです。

デラはテーブルを回ってジムの方へ歩み寄りました。

「ジム、ねえ、あなた」デラは声をあげました。「そんな顔して見ないで。髪の毛は切って、売っちゃったの。だって、あなたにプレゼント一つあげずにクリスマスを過ごすなんて絶対できないんだもの。髪はまた伸びるわ ―― 気にしない、でしょ? こうしなきゃ駄目だったの。ほら、わたしの髪ってすごく早く伸びるし。『メリー・クリスマス』って言ってよ、ジム。そして楽しく過ごしましょ。どんなに素敵な ―― 綺麗で素敵なプレゼントをあなたに用意したか、当てられないわよ」

「髪を切ったって?」とジムは苦労しつつ尋ねました。まるで、懸命に頭を働かせても明白な事実にたどり着けないようなありさまでした。

「切って、売っちゃったの」とデラは言いました。「それでも、わたしのこと、変わらずに好きでいてくれるわよね。髪がなくても、わたしはわたし、よね?」

ジムは部屋をさがしものでもするかのように見まわしました。

「髪がなくなっちゃったって?」ジムは何だか馬鹿になったように言いました。

「探さなくてもいいのよ」とデラは言いました。「売っちゃったの。だから、―― 売っちゃったからなくなったのよ。ねえ、クリスマスイブでしょ。優しくして。髪がなくなったのは、あなたのためなのよ。たぶん、わたしの髪の毛の一本一本まで神様には数えられているでしょうね」デラは急に真面目になり、優しく続けました。「でも、わたしがあなたをどれだけ愛しているかは、誰にもはかることはできないわ。チョップをかけてもいい、ジム?」

ジムはぼうっとした状態からはっと戻り、デラを抱きしめました。さて、それではここで10秒間、趣を変えたささやかな事柄について控え目に吟味をしてみましょう。週8ドルと年100万ドル ―― その違いは何でしょうか。数学者や知恵者に尋ねたら、誤った答えが返って来るでしょう。東方の賢者は高価な贈り物を持ってきましたが、その中に答えはありませんでした。何だか暗いことを申しましたが、ここで述べた言明は、後にはっきりと光り輝くことになるのです。

ジムはオーバーのポケットから包みを取り出すと、テーブルに投げ出しました。

「ねえデラ、僕のことを勘違いしないで。髪型とか肌剃とかシャンプーとか、そんなもので僕のかわいい女の子を嫌いになったりするもんか。でも、その包みを開けたら、はじめのうちしばらく、どうして僕があんな風だったかわかると思うよ」

白い指がすばやく紐をちぎり紙を破りました。そして歓喜の叫びが上がり、それから、ああ、ヒステリックな涙と嘆きへと女性らしくすぐさま変わっていったのです。いそいで、そのアパートの主人が必死になって慰めなければなりませんでした。

包みの中には櫛(くし)が入っていたのです ―― セットになった櫛で、横と後ろに刺すようになっているものでした。その櫛のセットは、デラがブロードウェイのお店の窓で、長い間あがめんばかりに思っていたものでした。美しい櫛、ピュアな亀甲でできていて、宝石で縁取りがしてあって ―― 売ってなくなった美しい髪にぴったりでした。その櫛が高価だということをデラは知っていました。ですから、心のうちでは、その櫛がただもう欲しくて欲しくてたまらなかったのですけれど、実際に手に入るなんていう望みはちっとも抱いていなかったのです。そして、いま、この櫛が自分のものになったのです。けれども、この髪飾りによって飾られるべき髪の方がすでになくなっていたのでした。

しかし、デラは櫛を胸に抱きました。そしてやっとの思いで涙で濡れた目をあげ、微笑んでこう言うことができました。「わたしの髪はね、とっても早く伸びるのよ、ジム!」

そしてデラは火で焼かれた小猫のようにジャンプして声をあげました。「きゃっ、そうだ!」

自分がもらう美しい贈り物をジムはまだ見ていないのです。デラは手のひらに贈り物を乗せ、ジムに思いを込めて差し出しました。貴金属の鈍い光は、デラの輝くばかりの熱心な気持ちを反射しているかのようでした。

「ねえ素敵じゃない? 町中を探して見つけたのよ。あなたの時計にこの鎖をつけたら、一日に百回でも時間を調べたくなるわよ。時計、貸してよ。この鎖をつけたらどんな風になるか見たいの」

デラのこの言葉には従わず、ジムは椅子にどさりと腰を下ろし、両手を首の後ろに組んでにっこりと微笑みました。

「ねえデラ。僕達のクリスマスプレゼントは、しばらくの間、どこかにしまっておくことにしようよ。いますぐ使うには上等すぎるよ。櫛を買うお金を作るために、僕は時計を売っちゃったのさ。さあ、チョップを火にかけてくれよ」

東方の賢者は、ご存知のように、賢い人たちでした ―― すばらしく賢い人たちだったんです ―― 飼葉桶の中にいる御子に贈り物を運んできたのです。東方の賢者がクリスマスプレゼントを贈る、という習慣を考え出したのですね。彼らは賢明な人たちでしたから、もちろん贈り物も賢明なものでした。たぶん贈り物がだぶったりしたときには、別の品と交換をすることができる特典もあったでしょうね。さて、わたくしはこれまで、つたないながらも、アパートに住む二人の愚かな子供たちに起こった、平凡な物語をお話してまいりました。二人は愚かなことに、家の最もすばらしい宝物を互いのために台無しにしてしまったのです。しかしながら、今日の賢者たちへの最後の言葉として、こう言わせていただきましょう。贈り物をするすべての人の中で、この二人が最も賢明だったのです。贈り物をやりとりするすべての人の中で、この二人のような人たちこそ、最も賢い人たちなのです。世界中のどこであっても、このような人たちが最高の賢者なのです。彼らこそ、本当の、東方の賢者なのです。

<版権表示>
Copyright (C) 1999 Hiroshi Yuki (結城 浩)
本翻訳は、この版権表示を残す限り、訳者および著者にたいして許可をとったり使用料を支払ったりすること一切なしに、商業利用を含むあらゆる形で自由に利用・複製が認められます。
プロジェクト杉田玄白正式参加作品。
<版権表示終り>




2007/12/18

笑うことは多くの効能を生み出す身近なストレス解消法

メンタルヘルス・ウェブログ

笑うという行為は「内臓のジョギング」と言われているそうでして・・・。
大声で、たくさん笑うと呼吸数が増えて横隔膜の適度な運動となり、呼吸器系、循環器系などの内臓の働きが高まり新陳代謝も活発化します。
心拍数も増加しますから、血圧の上昇と呼吸が盛んになり酸素消費量が増えるといった体の状態になります。
そうして「笑い終わる」と、そこで筋肉の緊張が緩みますから心拍数・血圧が下がり、ゆっくりと深い呼吸になる。
この時点で血液中の酸素濃度も上がる。
これは適当な有酸素運動をしたのと同じような体の状態(笑う=酸素をたくさん取り入れる=血行の促進)。
そう言えば・・僕も子供の時にドリフターズの番組を見ながら「腹が筋肉痛」になるぐらい笑った記憶があるんですが、それはこういう事なんでしょうね。
大人になっても腹を抱えて大笑いするようなシーンも生活の中に見出していかなければストレスは蓄積されてしまう・・・。

ところで、笑いは良薬という内容の諺があるようでありますが・・・
「笑う事によって、脳内神経伝達物質のセロトニンの分泌が活性化する為、精神の安定がはかられ、うつ病やパニック障害、摂食障害の発症を抑える効果をもたらす。精神的ストレスなどで交感神経が過剰に高まっている時に笑うと、自律神経のスイッチが切り替わり、副交感神経が活発にはたらいて安らぎや安心感をもたらします。」
と言った内容の知識も拾いましたがパンパンに張ってしまった心の緊張を笑いのスイッチが方向転換してくれるという訳でありますね。

極めて人間的な行為である、笑うという行為は対人関係に加えて、自分の自己との関係も良好にしてくれるものなんですね・・・。


「笑いは人の薬」



2007/12/10

副交感神経を刺激する入浴方法は40℃位で10分間

メンタルヘルス・ウェブログ

メンタルヘルス(心の健康)を良好に保つ為にも毎日の暮らしの中にリラクゼーションを取り入れてみる事は非常に大切な事だと感じるところでありますが・・・。
ただ、毎日と言っても多忙な現代人にできる範囲となればホントに「ちょっとした暮らしの工夫」的な事項が関の山だっていうのも確かに在りますよね。今回は「入浴」について少しばかり学んでみました。
僕自身も仕事から帰り風呂に入るとジワッと身も心も解きほぐれてゆくのがわかるんですが、入浴っていう行為は・・特に寒い時期などは何よりも快感を感じる時もあるぐらい凝り固まった自分を柔らかく、温かくしてくれるもんであります。
ところで、入浴の基本的な方法は40℃位で10分間。
テレビの豆知識番組なんかでもよく言われていますが、
やはり・・・「40℃位で10分間」。
この温度と時間のバランスが心身ともに癒される一番の組み合わせのようであります。
人の体には自律神経が張り巡っており血圧や臓器の働きをコントロールしているとのことであり、その自律神経には交換神経と副交換神経があり人間が仕事や運動をする時は交感神経が強く働いています。強く働いているというのは、血流を早める為に血圧を上げて心拍数を高め呼吸を早め、臓器もその動きに合わせて活発に活動します。
そんな「体の活動が終われば」心拍数を下げて消化器系以外の全ての臓器を休める働きをする副交感神経が活動し始めます。
要するに、働いて休んで・・っていうサイクルを体自体が一定のサイクルで繰り返してるんですが・・・。
副交感神経が強く作用している時はいわゆる癒しの作用が高ぶり、消化器系の活動により食欲も出るし、心拍数を抑えて心身が落ち着きだしますが、その副交感神経も「40℃位で10分間」って言う入浴スタイルで刺激されリラックス効果も出るっていう事のようであります。
ただ、気をつけなければいけないのは、暖房の効いた部屋とそうでない浴室や脱衣所との温度差であるらしく、ヒートショックと言う急激な温度変化による血圧の急上昇や急降下が原因で死亡にいたるケースは年間1万4千件ほどあると言われております。ですから浴室に限らず家の中全体で、各部屋の温度差を最小限にとどめる努力というものも、なかなか大切な要素であるようですね。
帰宅後の入浴は、出来るだけ温度差を感じぬような部屋環境を設定させて質の高い入浴を試みるならば例の副交感神経が刺激されて布団に潜り込んでからも質の高い睡眠にありつける。すなわちよく心身を休ませることが出来る。
そうしてメンタルヘルス(心の健康)を良好に保つことにも一役かっているのは効果的な入浴でもあると・・・。帰宅するなり翌日の仕事の段取りを考え出したりしながらサッとシャワーですませてしまう?
では無くて・・・
きっちりとその日の疲れを癒す為にも部屋の温度差を無くし、きっちりと入浴を済ませること。
何のグッズも利用せずに心がけだけで効果のあるリラクゼーションの学びであります。



2007/12/09

車は一瞬で全てを奪う・・走る凶器。

メンタルヘルス・ウェブログ

車は走る凶器と表現することがありますね。
大きな大きな鉄の塊り。
一瞬の・・・一瞬の・・・
その事故は、たった一人の・・とてつもなく大切な人生を奪い、そして関係する人々を悲しみの底へと導き・・・
あの時の笑顔を永遠に過去のものとしてしまう。
そんな、悲劇が毎日のように繰り返されている。
昨日も今日も明日も・・・。
マナーとかモラルとか希薄な感のある最近の道路の様子。
年の瀬だから・・・急ぐから・・・
赤に変わった信号を見て見ぬ振りをしながら?駆け込む数台の車やトラック。
例えその時、何も起こらなかったとしてもね・・・
そういう運転は「いつの日か起こしてしまうかもしれない」危険な要素を含んでしまっている事故予備軍なんじゃないのかなって感じずにはいられませんね・・・。





2007/12/06

交通事故というものは「一瞬で人生を変えてしまう」

メンタルヘルス・ウェブログ

交通事故というものは「一瞬で人生を変えてしまう」ものであります。
それは何の前ぶれも無く、被害者と加害者・・双方の人生を共に狂わす・・・。
統計的に交通事故を捉えてしまうと、まるで日常茶飯事のごとく発生してますし新聞やニュースに掲載されるのは一部分だけですよね。
だから・・・どうしても、「自分は大丈夫」なんて気持ちでサイレンの音を聞き流し・・ニュースを眺める。しかしながら、事故という出来事は、そんな日常茶飯事がどうのこうのと言える程、当たり前の出来事でもなんでも無いんです。
生きている以上、ずっと背負ってゆかなければならない重く・・哀しすぎる心の傷であり、それは消えることは無い・・・。
人の命というものは本当に・・かけがえの無いものであります。
受け入れることの出来ぬ哀しみを抱き続けてゆかねばならない悲惨な事故が今日もまたどこかで・・・。
そんなニュースを観る度に・・「自分も例外では無い」・・・と、加害者にも被害者にもなり得る事を再認識するのです。

さだまさし 「償い」より~