2008/04/09

心の健康問題の特性

メンタルヘルス・ウェブログ

メンタルヘルスケアの具体的な進め方に際して、まず心の健康問題の特性という部分について学びたいと思います。
メンタルヘルスの特性。
心の健康を客観的に測定する方法は過去から現在において未確立である。これは未来においても確立するものではないと思われます。
従ってメンタルヘルスほど、その状態を正確に把握する方法の困難な問題はないと感じるのです。
しかも生ある全ての人々に関係するものであるのに個人差という部分が非常に大きい。また、精神障害を伴わない人からの誤解を伴うケースが多分にあり誰もが経験しうる可能性があるはずなのに、なってしまわないと理解しづらいという未知的な要素を含んだ厄介な問題である。
職場における産業医も現状は内科医というスタンスが主流であり、働く従業員の心の健康すなわちメンタルヘルスケアにおけるサポートについては今のところ産業医よりも事業場外資源によるケアが確立しつつある。
このことは、いわゆるメンタルヘルスプロバイダーたる事業が各所で立ち上げられている様相からも伺えるところかと感じるところであります。

その他にも、当事者のプライバシーの問題や職場の人事労務管理部門と複雑に関係し合い相互に影響し合うという特性からも、血液検査やレントゲン検査で明確に判断しうる身体的障害に比較して非常に奥の深い現代の問題であると思います。
これらの、特性に留意したうえでメンタルヘルスケアを推進してゆかなければならない事が重要であります。




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