2007/05/31

競争社会

メンタルヘルス・ウェブログ

競争社会ですよね。大人も子供も・・・
少し前には「勝ち組、負け組み」なんてキーワードが流行ったりしてて、最近は「再チャレンジ・・・・・」なんて言葉がテレビの演説ライブの中で繰り返されていて・・・
明日から再チャレンジを応援してくれる社会に変わってゆくんだかどうなんだか・・・?ところで・・・

自分の子供が幼稚園時代の時って競争心、高くないですか?
・・・なんて、意味不明の問いかけになっちゃいますけど・・・

「そんな事ないよ!中学、高校の方が進学の事なんかでもっと競争、激しいよ!」なんて意見も聞こえてきそうな・・・。
何を言いたいのかと言うと幼稚園って、初めて幼稚園っていう小さな社会に可愛い子供達がデビューして、いろんなお勉強を楽しくする場所で、主人公は子供達だと思うのに母親が主人公になっちゃっている部分が多かれ少なかれあるんじゃないか?っていうことなんです。
母親が競争する為に自分の子供を連れてきている・・・・・
競争する気の無い母親も競争させられる。もしくは、知らぬ間に競争している。
何故か?子供が小さいから母親が子供に付き添って参加する機会が多い。だから母親の存在感がヤケに強い。・・・よく、「親の顔が見たいよ!」とかいう言葉がありますけど「子供の顔が見てみたいわ!」なんていうヒソヒソ話が聞こえてきそうな・・・
はっきりと申し上げておきますが、これは幼稚園への保育環境への批判でもなんでもありません。全国見渡せば、そんな事ないよっていう声も無数にあると思いますよ!
あくまでも僕個人の体験から感じる個人の主観ですけどね・・・。
「私たちとうまくやっていきたいなら、もっと こうした方がいいわよ・・・」
なんていう言葉に挫折経験の少ない妻は潰れてしまいました・・・顔で笑って心で腹立てときゃいいんですが、なにせナチュラルな人ですから、まともに受け止めてしまったんですね・・・積み重なると心は傷つき潰れます。
公園デビューとかいう言葉がありましたけど小さな子供の母親って大変ですね。砂場で遊ばすのにも気を遣っちゃうんでしょうね・・・そんな事よりも我が子に愛の眼差しを浴びせてあげたら?って思ってしまいます。
人間関係って難しい!というか、やりにくい!
「今の時代、それ位の事で悩んでたら駄目よ!」なんてリーダー格のママはアドバイスしてくれそうですが、やっぱり やりにくい・・・。母親って大変。心の体力、必要不可欠です!(笑)

僕も会社でいろんな人間関係があって不満も山ほどあるんですが家に帰ると休息できます。一旦離れますからね・・・でも母親って家に帰っても近所にライバル(?)住んでますから離れられないですよね。

母親って、やっぱり大変・・・・・?。


嘘の優しさ

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パソコンて便利ですよね。
インターネットを利用して極端な話、世界中の人々と情報交換ができちゃいます。
携帯電話だってスゴいです。パソコン並みの能力に進化してきましたからね・・。
そうやってIT文明は劇的な進化を遂げてきたと感じますし、これからも益々進化し続けると思います。
ところで僕は昔、社会人になった頃ポケベルを腰につけるスタイルからスタートしたんです(ポケベルなんて今は死語ですが・・・)そして今の機種に比べると巨大な携帯電話を購入!
当時は・・ホント、くだらない用事に高い電話代を支払っていたような・・・
そして今は、インターネットってなに?という時代を突破しながら知らぬ間にこうやって普通にパソコン触ってたりしてます。ひょっとして近い将来は頭で考えただけでメールを打てたりしてるような・・・?
すると人間同士、会話無しでも会話ができていて・・相手の考えていることが口にださなくても解るような小さくて高性能な機械が普通に流通してるかもしれないような・・・?
そんな時代になったら嘘つけませんね。バレバレです・・・

僕は妻によく嘘をつきます。その方が話が早かったり、また嘘が優しさだったりする時とかが有りますからね。勿論、日常の小さな出来事の中での嘘なんですが・・・。
例えば仕事から帰ってきて「ごめんねー今日はしんどくて、ご飯炊くの忘れたのよー」そんな時は嘘つき亭主に早変わりします。
「まぁ、いいよ、適当にやるから・・・」思ってもいないことです!(笑)
お腹空かして疲れて帰ってきてんですからね!でも、この小さな嘘がバレバレになってしまうと彼女、大きく傷つきますよね・・・もっと頑張らないといけないなんて・・・
そんな意味で小さな嘘も大きな優しさなんだなと感じるんです。
近い将来、人の心がIT文明に支配されてしまわない事を願っています。




人それぞれ・・・

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妻が、携帯用の音楽プレーヤーが欲しいと言うんです。
もちろん好きな音楽を聞いて癒されたいんですけど・・・
それで・・どんなジャンルかというと若い世代の日本のポップス系なんです。
過去何度か僕も妻に音楽療法を奨めました。バロック系とかオルゴールのα波系です。
脳波に反応して苛立ちとか不安を和らげてくれると聞いたからです。
でも妻にはアンマッチのようです??。
逆にテンポの少し早いポップス系の方が癒されるみたいでありまして・・・
就寝時、枕元で聞いたりもしています。
医科学的な観点からするとこっちの方がアンマッチかもしれませんよね。
でも本人いわく・・・「これでいい」と。
だから好きにすればっていう感じです。やっぱり人それぞれ感受性が違うんですよね。
それじゃあ僕はどうかというと、やっぱりオルゴール系とかの方がいやされます・・(笑)


2007/05/30

薬局での・・女の子

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少し前の出来事の出来事なんですが・・・僕の妻は当然、抗鬱剤をいただくため通院しています。その日は僕も仕事の休みが重なったので妻と同行したんです。診察が終わり薬をもらう為に調剤薬局に向かいました。ちょうどそのころ数人の患者さんが薬をもらうため順番を待っていたんですが、その中に母親に連れられた(多分母親だと思います。)小学校高学年位の女の子がいました。その女の子、薬を待っている間ずっといい続けているんです。「誰もわかってくれないの・・」「死んでしまえばいいの・・」「もういやなの・・」という内容の事を側にいる母親に泣きながら訴え続けています。泣きながらと言っても涙は枯れてしまっているんでしょうね・・・ほとんど涙 出ていません。声だけが泣いています。母親は何も言わず黙って手を握っているだけで時折ウンウンと優しく返事をするだけです。やがて薬を受け取り店を出て行かれましたが母親の背中に重い重い、疲れ、悲しみ、不安、寂しさを感じずにはいれませんでした。その女の子に何があったのか僕にわかる訳はないんですが、辛いシーンに遭遇してしまったことを今もはっきりと憶えているんです。多くの夢や期待、希望、愛情に包まれてオギャアオギャアと誕生し、たった10年位で死にたいと涙する・・・悲しすぎる現実ですね・・・うつ病というのは自殺を死亡とするなら癌よりも死亡率の高い「病気」だと知人から聞かされたことがあります。僕も5年前までは、こんな事 無縁の人間でしたが・・・僕は今もその女の子に笑顔がもどることを、ささやかながらお祈りしています。


2007/05/24

どちらが先?

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ニワトリが先か卵が先か?そんな事はどうでもいいんですが、妻がうつ病を克服していく過程において心が先か?行動が先か?という事を考えてみたんですが・・・
克服してゆくには鬱病に占領されてしまった妻の考え方(いえ・・・考え方と言うよりは病魔に考えさせられていると言う方が適切のような・・)を軌道修正するため手をひいてあげるべきなのか・・・
あるいは妻の日常の行動自体に声を掛けてあげれば自然と考え方(心)も軌道修正されてゆくものなのか?
その場面場面によるだろうと言ってしまえば、そりゃあそうなんですがね・・・
僕は大きな土台としての考えは心が先なんです。
今は鬱病に心をいじめられている妻ですから僕の理屈っぽい考えを話しても、
「難しいなぁ・・・」としか答えないでしょうが彼女の心の中をいつも静観していてあげれる僕の強い心を捨てないようにしたいと思うんです。
鬱は薬で治るとか言う人もいますが・・・
心を慰めるのは、やっぱり心かもしれませんね。


2007/05/23

傷つける・・・余力

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先日の「笑顔のこと」で、何倍も傷ついたから何倍も優しくなれるんだと記したんですが、その記事のことを思い出したりなんかしていると一つ発見があったのです。
僕は他人にあんまり優しくありません。
・・・そりゃあ、電車でお年寄りに席を譲るぐらいの事は自然にできる人間なんですが例えば一生懸命、地面に落としたコンタクトレンズを探している他人様と遭遇したとしたら、
多分「気の毒になぁ・・・」と呟きながら通り過ぎていくと思います。
いわゆる平凡な人でしょうね。
「一緒に探しましょう!」なんてこと言うのには気が引けちゃいます。(ゴメンナサイ)
だから人の何倍も優しくないんですよ。
・・・ってことは何倍も傷ついていない?ってことになるな。と発見?したんですよ。
こじつけのような、くだらない発見なんですがホントそうかもしれませんね。
さらに・・・
ということは、まだまだ傷つける???
こんな方程式を頭の中で成立させてしまいました。

妻がうつ病にかかり、色々と苦労が重なっていることは事実ですがまだまだ余力はあるんだなと・・・
見えてこないトンネルの出口の明かりを求めて妻の手をひいていってやらねばなりません・・・ 。僕は、まだまだ大丈夫!


笑顔の裏側

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乗用車で毎朝会社にいくとき、細目の路地を抜けるんですが時間帯が合うんでしょうか・・・
2日に一回は見かけてしまう初老のおばさんがいるんです。家の周りをホウキではいているんですが、そのおばさん僕と目が合っても合わなくても窓越しに満点の笑顔で会釈してくれるんですよ。
路地ですからスピードもゆっくりです。だから車とか人の気配を感じるとその人に対しておもいっきり笑顔であいさつしてくれるんです。
僕も軽く頭をさげるんですがなかなか笑顔は伴いません。
お隣さんに挨拶もしない人種も大勢いるこの世の中にこんな人もいるんだなぁと実感するんです。
今の時代嫌なニュースが毎日のように流れて異常な事でも慣れてしまっていますよね。
子供たちにも人を疑ったりしたらいけませんなんて言えない時もありますよ。
だからこのおばさん、余計目立っちゃうんですよ。このおばさん、どんな人生を歩んできたんでしょうか・・・幸せ過ぎる人生がその笑顔を作り出すんでしょうか?
僕の個人の主観ではきっと、とてつもなく波瀾万丈の人生を生きてきたんじゃあないか なと思います。
傷ついた分だけ他人に優しくなれるんじゃないでしょうか?
人の何倍も傷ついたから何倍も優しくなれるんだと感じます。
僕も年老いた時、妻と一緒に笑顔満点の人間になりたいなと思うのでした・・・




webに負けない心・・・

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ほとんど見る事のないアクセス解析を見ていたんですが・・・
地域分布という観点から分析したならば、まず日本全国~各都道府県からのアクセスが99%を占めているんですよね。当たり前です・・・
しかしながら、残りの1%はどうかと言うと・・・
seattle/シアトル。colnmbia/コロンビア。singapore/シンガポール。paris/パリ。
この地域からのアクセスがある事を知り・・・そらそうだろうなと、思う反面・・・
webの世界は本当に距離感がないなと・・・つくずく感じずにはいられませんね・・・。
paris/パリはわかるんです。このblogを立ち上げた頃から励ましてくれているmegさんっていう・・・パリでデザイナーをしておられる方だと思いますからね。
けれど・・・
seattle/シアトル。colnmbia/コロンビア。singapore/シンガポールに関しては、多少の面白みを感じるところではあります。
ただ・・・感じるだけで、知ったところで意味はありませんが(笑)

何十億といわれる世界のwebサイトの中からランダムにヒットされる確立など・・・、砂漠の中に落とした針を探すようなものだとはよく言ったもので・・・まさに宝くじに当選する以上のものかも知れません。
まして、これから未来にかけては・・・こういうweb社会の構造がさらに飛躍的に伸びてゆこうとしてるわけですから・・、正直言って人間の「心」だとか「愛」だとか「優しさ」だとか・・・
益々・・、色合いを薄めてゆくのかな・・・?なんて、感慨にふけってしまうような?
さて・・・
僕の子供達が大人になって社会でモミクチャにされる時代って・・・
どうなってるんでしょうね?それこそ口を使わなくたって、何かしらのツールを使ってイメージだけで会話できてそうな時代かもしれません(笑!)
人間が人間でなくても成り立っている社会?
考えただけでもオゾマシイところであります・・・(笑)
でもね、多分・・そういう時代にはなってない事を希望しますね・・。
いつの時代も人間は・・
体で飯食って、心で生きる。
そんな・・・「人間」でいたいものです・・・。


メンタルヘルス 用語メモ

私的・・・精神保健の知識メモクリップ

うつ病・・・
心 理的要因やストレス、疲労などさまざまな原因により、脳内の神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンなどのバランスが崩れて脳の機能障害が起き、意欲の減退や判断力の低下といった精神症状のほか、睡眠障害や頭痛、肩凝りなどの身体症状が出る。元気がなくなり、それに伴い意欲や行動力も低下する心の病のこと。仕事のミスや人間関係、失恋などによって憂鬱になり、いつまでたっても元気が出ない状態をうつ状態といい、うつ状態が長引いてしまう(一般的には、2週間~1カ月)とうつ病になる。うつ病になると、「自分は価値のない人間なんだ」「何をやっても楽しくない」などと考えるようになったり、何事に対しても不安や焦りを感じ、行動できなくなったりする。また、肩こりや不眠といった身体的な症状も見られるようになる。薬を服用しながら休養を取るなどの通院治療 で治る場合もあるが、症状が重かったり自殺する危険性がある場合は入院が必要となることもある。うつ病は単なる落ち込みとは違い、自分だけの努力ではどうにもならない病気なので、治すためには周りの人の理解と協力が必要になる。


季節性うつ病・・・
ローゼンタールによって提唱された概念で、日照時間が少なくなる秋から冬に限って、うつ状態になり、春から夏になると自然に軽快する「うつ病」のことをいう。一般に緯度が高くなるほど多くなる傾向があるようである。毎年その季節になると、うつ症状が現れる。特に冬に多く、日照時間が短くなると発症しやすく、症状としては、抑うつ状態に陥って焦燥感、不安感、不快感などに襲われるとともに、根気や活動性が低下し、体の不調を訴える。日中から夕方にかけて強い眠気に襲われたり、あるいは眠りすぎて睡眠過剰になったりする「過眠」の状態や、糖質を過剰に摂取したりする「過食」の症状も見られることが特徴的。

仮面うつ病・・・
うつ病でありながら、うつ病が持つ精神的症状が現れず、単なる身体的疾患に見えてしまう特殊なうつ病の一種。この病気にかかると、「頭痛」「肩こり」「腰痛」「疲労感」「めまい」「食欲不振」といった症状がでるものの、うつ病本来の精神的症状はあまり見られないため、専門家でもうつ病であると気づくのに時間がかかることも少なくない。本来の精神的症状が、身体的症状に隠れてしまうためにこの名がつけられた。この「仮面うつ病」という名称は正式な医学用語ではないが、近年の患者の増加に伴い、精神科領域では非常に重要視されている。

躁病・・・
感情・意欲・思考などが異様に高揚した状態が続く、うつ病と対を成す精神疾患の一つ。躁状態の特徴としては、「口数が多い」「感情は爽快」「思考のテンポが速い」「異常なまでに感動したり、腹を立てたりする」「声が大きい」「自信過剰」「高慢」「尊大」「不眠」「食欲亢進」「性欲亢進」「月経障害」「1日に何十万円もの買い物をする」「何時間も続けて話をする」「計画を次々に立て、次々に放棄する」などが挙げられる。また、必要以上に行動的になり、人間関係も強迫的かつ積極的。絶えず何かをしていないと気がすまないため、自分の健康を害してまで、何かをし続ける。うつ病と躁病の症状が交互にあらわれる「躁鬱病」という疾患もある。

自傷・・・
自分で自分の身体を傷つける「行動障害」の一つ。自傷行為。自ら頭を壁や床にぶつける、髪の毛を引っ張る、頭や顔などの身体部位を叩く、噛む、引っ掻く、爪をはぐ、などして出血や青あざなどの外傷を行うことをいいます。周囲の人間には痛々しく感じられ、酷くなると、自分で傷口を広げ化膿させたり、顔面殴打で失明など、悲惨な状態になりかねません。

強迫観念・・・
強迫観念は、自分では無意昧なことだとわかっていても、ある考えや行為にとらわれてやめることができなくなる。繰り返ししつこく頭にこびりついている考えや、衝動(急になにかをしたくなる)や、イメージで、不安や恐怖、不快感を引き起こすもの。取り払おうと思ってもなかなか取り払うことができない。例えばデパートの屋上にいたとして「ここから落ちたら」という考えが頭に浮かんだとすれば、普通はすぐに消えてしまうような、こうした想念がくり返し浮かんでは消えたり、頭の中を占領してしまい、他のことが考えられなくなる。

被害妄想・・・
自分が他人から危害を加えられているという妄想。何らかの犯罪的な干渉を受けていると信じ込み、事業や就職などにおいて失敗しても、他者からの攻撃で失敗したと考えたり「脳内に何らかの機器を埋め込まれ、意識や行動を操作されている」と考えたりする。妄想の初期は一様に「周りの世界が何となく変にみえる、みんなが私に変なそぶりを見せる」などと感じるようである。これがやがて「周りの人たちが私に悪意を持っている」「私だけをのけものにしようとしている」というような被害妄想へと発展するが、この被害妄想にもさまざまなタイプの症状があり、 ・自分は回りの人に操られ、考えを吹き込まれて行動していると思うようになる「影響妄想」 ・誰かに常に見られているように感じる「注察妄想」 ・常に追われている感覚に陥る「追跡妄想」 ・食事の味がおかしい、誰かに毒を盛られる(殺される)と思い込む「被毒妄想」などがある。

パーソナリティ傾向・・・
ストレスチェックをする際に使われる概念で、個人によって異なる物事の受け止め方や感じ方、反応のパターンなどの傾向のこと。ストレスチェックにおいて、この点数が高い=物事の受け止め方に自信がない、常に不安が付きまとっている、一定の信念がない、自分自身への不信感が強い、他人の視線・評価が気になるといった場合は、パーソナリティが不安定ということになり、メンタルヘルス不全になりやすくなる。訓練により、パーソナリティ傾向が安定すると、ストレスへの耐性が強くなり、メンタルヘルス不全になりにくくなる。

メンタルヘルス不全・・・
ストレスなどにより、精神的に障害を持ったり、心のバランスが崩れるなど精神不調のこと。メンタルヘルス不全には、うつ病や自律神経失調症、ノイローゼ、心身症、人格障害、さらには統合失調症などといった精神疾患・精神不調などが総合的に含まれ、一般的に「心の病」といわれるものすべてを指す。精神不調に陥った人にとって、「うつ病」などと病名で呼ばれるよりも、「メンタルヘルス不全」と言われるほうが、心の負担は軽くなる。

適応化傾向・・・
ストレスチェックをする際に使われる概念で、集団や組織への適応性や、新しいシステムへの順応性の傾向のこと。ストレスチェックにおいて、この点数が高い=集団への適応能力が低い、自分の殻に閉じこもって引きこもりぎみになる、感情がコントロールできずにすぐカッとなる、常に強い不安や焦りを感じる、寂しさや見捨てられ感を持っているといった場合は、集団に溶け込む能力に欠け、人間関係にトラブルを引き起こしやすい。ストレスをなくし、ヒューマンスキルを向上させる訓練を行うことにより、適応化能力は上がり、メンタルヘルス不全になりにくくなる。

群集心理・・・
群集心理とは、普段は普通の人間が集団になることで判断力が低下し、興奮性が強くなり、衝動的・無責任的な言動をとるようになることをいう。この群集心理が始めて研究対象として上がったのは、フランス革命。ごく普通の一般市民が、大勢押し掛けて、怒濤のごとくにいっきに高揚感を得ると、個人だけではとても考えられないような残虐なことも平気でやるようになってしまう。どうして群集心理がおこるのか。それについてはいろいろな説があり、もっとも有力なのが「感染説」というもので、観念や情操や意欲は無意識のあいだに、個人個人に伝わっていき、それによって残酷な行為も行ってしまうのではないか、という説。

セルフケア・・・
厚生労働省が策定した「心の健康づくり計画」に示されている四つのケアのうちの一つで、ストレスに対して、自分自身で対処していくことを指す。仕事上で自分に関係する不満や問題点を抜き出し、「自分にとって、何がストレスになっているのか」「それらの問題を解決するためにはどうしたらいいのか」と考えたり、改善策を行動に移していくことでストレスに対する心の負担を減らし、心のバランスをコントロールしていく。これらのほかにも、お風呂に長く入ったり、映画を見たり、散歩をしたりといった息抜きを図ることも立派にセルフケアになる。

ヒューマンスキル・・・
職場における良好な人間関係の構築や社外でのコミュニケーションなど、対人接触するために必要となる重要なスキルのこと。最近の若手社員にはこのヒューマンスキルが欠けているとよく言われるが、中堅社員と呼ばれる社員にも欠落していることが多く、社員教育の最重要課
題にしている企業も多い。このスキルの欠乏は、対人関係において誤解を招いたり、自分の印象を悪くしてしまうだけでなく、言いたいことを言えないことによる不満や相手の言うことを鵜呑みにしてしまうことによる問題発生など、様々なストレスを生む原因になる。

テクニカルスキル・・・
仕事上の専門分野を完璧に遂行する知識・技術のこと。例えば、システムエンジニアであればプログラムに関する知識やパソコン操作技術、経理担当者であれば会計や簿記の知識など、その分野によって内容は大きく異なる。テクニカルスキルは生涯かけて自分で磨いていけるものであり、ヒューマンスキルとは、まったく違った意味で、職務上重要なスキルと言える。このスキルが高いと、自信喪失や自己評価の低下といったメンタルヘルス不全の要因が起こりにくくなる。

コンセプチュアルスキル・・・
物事を理論化・体系化できる能力、すなわち「概念化」できる能力のこと。例えば、ある専門分野における知識や技術そのものを「テクニカルスキル」とするならば、そのテクニカルスキルを分かりやすく説明したり、図表やグラフを使ってまとめたりできる能力が「コンセプチュアルスキル」と言える。単なる知識の羅列に過ぎなかったものを自分の中で理解し、分解し、再構築するこの能力が身につくと、仕事をマニュアル化したり、部下に分かりやすく仕事を説明したりすることができるようになる。すると、仕事の幅が広がり、より大きな視点で仕事に臨むことができ、余裕が持てるようになる。「ヒューマンスキル」「テクニカルスキル」と合わせた三つの能力を場面に応じて的確に使える人は、総じてメンタルヘルス不全になりにくいと言われている。

拡散的思考・・・
拡散的思考とは、与えられた情報からさまざまな新しい情報を作り出す思考法。創造的思考を働かすときに大きな役割を果たしています。つまり、新しいものを創り出したり、創造的な課題の解決法を見つけ出したりする能力のことで、創造性はこの拡散的思考と密接に関係しているといわれている。様々な可能性について多くの答えを出し、その中からよりよい解答を探す過程、ということになり、一方、収束的思考とは、特定の正情報を見出すのに必要な諸情報が与えられていて、それらを論理的に正しくつなぎ合わせることによって、正情報を見出す過程になる。

認知行動療法・・・
認知行動療法はアメリカのアーロン・T・ベックという人がつくった精神療法で、抑うつ的なものの見方のゆがみを浮き彫りにし、それの感情や行動との関係に患者自身が気づき、検証し修正することを援助して症状の緩和をはかるもをいう。うつ病の治療法として研究・開発されましたが、今ではパニック障害、不安・怒りなどの感情問題、ストレス関連の障害、対人問題、各種依存症、摂食障害、統合失調症、など認知のあり方に関わる問題全般に適用されて成果をあげているといわれている。問題の全てを解決することが目標ではなく、より適応性のある対処の仕方を体得し、「問題を処理できる」という感覚を増やすことを目標としています。つまり、技法を習得することによって当面の問題を改善するだけでなく、認知の歪みを修正する方法(スキル)を身につけ、自分の人生の質を高めることにあると思 われる。

トラウマ・・・
トラウマとは、生活上のある体験を原因とする重い心の傷、精神的な外傷であり、一般に「心的外傷」といわれている。外的内的要因による衝撃的な肉体的、精神的ショックを受けた事で、精神的に大きなダメージを受け、その出来事が無意識下に抑圧され、それが長い間、心の傷と成ってしまう体験の事を指す。

ドメスティックバイオレンス・・・
夫やパートナー等の親密な関係にある(あった)男性から女性に対してふるう暴力・虐待のこと。現在の夫や恋人だけでなく、前夫や元恋人、婚約者、また内縁関係にある男性などからの暴力を指す。長い間、家庭の中などの私生活で起こる暴力・虐待は、「見えない」問題であり、家庭は「愛情とやすらぎに満ちた安全な場所」だから暴力がおこるはずはないと、社会全体が考えてきた。家庭内のことはプライバシーで、他人や第三者が口出しをすることはできません。したがって、家庭の問題を外に持ち出すことは「家庭の恥である」などとみなされてきました。そのために、現実に起こっている暴力や虐待は(以下参照)隠されてきた感があります。 ・身体的暴力・・・殴る、蹴る、引きずりまわす、物を投げつける。 ・心理的暴力・・・大声で怒鳴る、罵る、脅す。 ・性的暴力・・・・・性行為を強要する、避妊に協力しない。 ・経済的暴力・・・生活費を渡さない、働きに行かせない。 ・社会的暴力・・・女性の行動の制限、友人に会わせない。政府の調査によると20人に1人の女性が生命に危険を感じる程の暴力を受けていたことが報告されている。暴力というのは本質的に理不尽なものであり、「安心」「自信」「自由」という人間らしく生きる権利を奪うものでもある。これは家庭内の個人的夫婦の痴話喧嘩という次元をはるかに越えた社会構造の中にあり、またジェンダー(社会的、文化的性差。いわゆる男らしさ、女らしさ)による不平等と関係するような価値観、伝統、習慣などが複雑に絡み合っていると考えられる。

対人関係療法・・・
対人関係療法では、重要な人との係わり合いに注目し、人間関係の問題点を整理していく。大切な人を失う喪失体験やお互いに分かり合えていると信じていた人とのコミュニケーション・ギャップ、結婚や出産、異動・昇進といった役割の変化、人間関係の欠如などがうつ病のきっかけになることから対人関係の問題を整理することから、うつ病の治療をめざすものです。カウンセラーは、対人関係上の心理的な助言をし、関係を改善するためにはどのようなコミュニケーションを図ればいいのか、などの具体的な方法を考え、これまでの対人関係の問題点を修正していく。

多重人格・・・
2つ以上の人格が現れる場合を「多重人格」と呼んでいる。多重人格とは「解離性同一障害」ともいい神経症のひとつと定義されています。個人の思考や記憶、感情、アイディンティティが統一性を失い、それぞれが独立して活動する状態になります。多重人格は満たされない欲求の人格化現象ということで、精神分析的にいえば、超自我の強い人の無意識の中に抑圧された欲求が分離し、独立した別の人格として意識の上に現れ、その願望を充足させようとする状態。

キッチンドリンカー・・・
キッチンドリンカーとは、アルコール依存症の女性を指す造語で、主婦が台所の片隅でお酒を隠れて飲むとこからこう言われている。最近では核家族化が進んでいるため、母親が1人で育児や家事に追われることも少なくなく、また・・育児に関して相談できる相手もなく、マニュアル本しか頼ることが出来ずに育児ノイローゼになる若い母親も増加している。それと共に、子育てが終わって目標が無くなったための喪失感、家庭内の事情によるストレスなど、これらのことが原因でお酒でイヤな気分を解決しようと飲み始めるケースで20歳代後半から50歳代の主婦に多いと言われている。


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1 「うつ病という病気」への理解促進
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2002年8月から2004年まで2年間の間に3回の入退院を繰り返し、現在も2週間に一度の通院を続けている家族との経験を元に、マイペースで発信します。

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PROFEEL

過去はメンタルヘルスとは無縁であり、興味すらなかった会社人間・・・。
自分ではなく家族が、メンタルヘルス不全に陥ってしまったことを機に、メンタルヘルスとは一体何なのか?と、深く考えるようになる。

広い意味での心の不調に関する病は、例えば交通事故に遭って突如として入院生活が始まり目で見ることの可能な傷の修復が完了すれば完治という、はっきりとした区切りをつける事は出来ません。「なんだかわからないうちに・・・」、心を圧迫する悩みや辛みが蓄積されて徐々に大きく、巨大な辛さの塊へと成長を遂げ、そして表面化してゆく・・・。
裏を返せば、表面化するまでの間・・・大なり小なりのサインを・・・家族等の身近な存在に発信していたとしてもサインを受信する側の人間に、それを読み取る能力が無ければメンタル不全者は問題を独りで蓄積し抱え込む格好となり心療内科や精神科への通院が開始されて初めて、事の重大性に躊躇するケースが多数あると思われます。
何を隠そう・・・この私もその一人。(・・・で、あったわけです。)

そして、精神系の医療機関に通う人達に対しても「無知からくる、健常者とは区別した眼差し」の持ち主であったはずであり、仕事や会社がどうのと毎日を送る中、少しでも「心の病」に対する知識や予防学、対処等の向学心があれば、家族の中にメンタルヘルス不全者がでた場合の初動から療養中における接し方等に、歴然とした対応力の差が生まれ、治療期間にも好影響を及ぼしていたことは間違いないであろうと感じます。

人は、心の問題が発生してから慌てるのでは遅いと理解しながらも、多忙な日常の中では「目に見える問題」を優先しがちです。
最近においては、企業内においてもメンタルヘルス対策は積極的に取り組まれだした感のある現代社会。その社会に生きる私自身も、家庭内での経験を踏まえながらメンタルヘルス向上について意識を高くもち「笑顔のある暮らし」の大切さを痛感する最近であります。


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