2007/05/30

薬局での・・女の子

メンタルヘルス・ウェブログ

少し前の出来事の出来事なんですが・・・僕の妻は当然、抗鬱剤をいただくため通院しています。その日は僕も仕事の休みが重なったので妻と同行したんです。診察が終わり薬をもらう為に調剤薬局に向かいました。ちょうどそのころ数人の患者さんが薬をもらうため順番を待っていたんですが、その中に母親に連れられた(多分母親だと思います。)小学校高学年位の女の子がいました。その女の子、薬を待っている間ずっといい続けているんです。「誰もわかってくれないの・・」「死んでしまえばいいの・・」「もういやなの・・」という内容の事を側にいる母親に泣きながら訴え続けています。泣きながらと言っても涙は枯れてしまっているんでしょうね・・・ほとんど涙 出ていません。声だけが泣いています。母親は何も言わず黙って手を握っているだけで時折ウンウンと優しく返事をするだけです。やがて薬を受け取り店を出て行かれましたが母親の背中に重い重い、疲れ、悲しみ、不安、寂しさを感じずにはいれませんでした。その女の子に何があったのか僕にわかる訳はないんですが、辛いシーンに遭遇してしまったことを今もはっきりと憶えているんです。多くの夢や期待、希望、愛情に包まれてオギャアオギャアと誕生し、たった10年位で死にたいと涙する・・・悲しすぎる現実ですね・・・うつ病というのは自殺を死亡とするなら癌よりも死亡率の高い「病気」だと知人から聞かされたことがあります。僕も5年前までは、こんな事 無縁の人間でしたが・・・僕は今もその女の子に笑顔がもどることを、ささやかながらお祈りしています。



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