2007/12/10

副交感神経を刺激する入浴方法は40℃位で10分間

メンタルヘルス・ウェブログ

メンタルヘルス(心の健康)を良好に保つ為にも毎日の暮らしの中にリラクゼーションを取り入れてみる事は非常に大切な事だと感じるところでありますが・・・。
ただ、毎日と言っても多忙な現代人にできる範囲となればホントに「ちょっとした暮らしの工夫」的な事項が関の山だっていうのも確かに在りますよね。今回は「入浴」について少しばかり学んでみました。
僕自身も仕事から帰り風呂に入るとジワッと身も心も解きほぐれてゆくのがわかるんですが、入浴っていう行為は・・特に寒い時期などは何よりも快感を感じる時もあるぐらい凝り固まった自分を柔らかく、温かくしてくれるもんであります。
ところで、入浴の基本的な方法は40℃位で10分間。
テレビの豆知識番組なんかでもよく言われていますが、
やはり・・・「40℃位で10分間」。
この温度と時間のバランスが心身ともに癒される一番の組み合わせのようであります。
人の体には自律神経が張り巡っており血圧や臓器の働きをコントロールしているとのことであり、その自律神経には交換神経と副交換神経があり人間が仕事や運動をする時は交感神経が強く働いています。強く働いているというのは、血流を早める為に血圧を上げて心拍数を高め呼吸を早め、臓器もその動きに合わせて活発に活動します。
そんな「体の活動が終われば」心拍数を下げて消化器系以外の全ての臓器を休める働きをする副交感神経が活動し始めます。
要するに、働いて休んで・・っていうサイクルを体自体が一定のサイクルで繰り返してるんですが・・・。
副交感神経が強く作用している時はいわゆる癒しの作用が高ぶり、消化器系の活動により食欲も出るし、心拍数を抑えて心身が落ち着きだしますが、その副交感神経も「40℃位で10分間」って言う入浴スタイルで刺激されリラックス効果も出るっていう事のようであります。
ただ、気をつけなければいけないのは、暖房の効いた部屋とそうでない浴室や脱衣所との温度差であるらしく、ヒートショックと言う急激な温度変化による血圧の急上昇や急降下が原因で死亡にいたるケースは年間1万4千件ほどあると言われております。ですから浴室に限らず家の中全体で、各部屋の温度差を最小限にとどめる努力というものも、なかなか大切な要素であるようですね。
帰宅後の入浴は、出来るだけ温度差を感じぬような部屋環境を設定させて質の高い入浴を試みるならば例の副交感神経が刺激されて布団に潜り込んでからも質の高い睡眠にありつける。すなわちよく心身を休ませることが出来る。
そうしてメンタルヘルス(心の健康)を良好に保つことにも一役かっているのは効果的な入浴でもあると・・・。帰宅するなり翌日の仕事の段取りを考え出したりしながらサッとシャワーですませてしまう?
では無くて・・・
きっちりとその日の疲れを癒す為にも部屋の温度差を無くし、きっちりと入浴を済ませること。
何のグッズも利用せずに心がけだけで効果のあるリラクゼーションの学びであります。




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