2007/11/13

園芸療法について

メンタルヘルス・ウェブログ

園芸療法・・・身体や精神に障害のある者に対して、園芸に関した作業を行うことにより、その動作能力や社会的適応力の回復を図る。
もともと園芸療法は、前述のような環境の人々の為に始まりましたが、昨今の高ストレス社会への環境変化の中、それに分類されない多くの人々においても、植物の癒しの力を求めるようになりました。米国においては、終戦後の傷病兵の心のリラクゼーションとして「園芸療法」が始められたと言い、その影響によりヨーロッパにも広がります。そして専門の園芸療法士のもとで、障害者のリハビリテーションの一部として本格的に治療として行われるようになったそうであります。
日本における園芸療法の目的としましては・・・
高齢者にはと生きがいを持たせる事による老化防止。
身障者には園芸作業を通じて得られる達成感を糧として連携する辛い理学療法に取り組んでゆく自立心を育てる。
疾病患者には園芸作業を通じて最後まで諦めない勇気を起こさせる。
僕は、そんなように学び取りましたが・・・。その他にも身近な地域社会においては、同じ趣向の持ち主との意思疎通や情報の共有を持つ事により閉ざされていた他人との交流の扉をノックする機会も生まれてくるのではと考えるところであります。
いかんせん・・・園芸と一口に言いましても根気と体力も要するものでありましょうからメンタルヘルスの状態悪化の最中においては時に、逆効果とも言えるものでも有り、かなり状態の良くなりつつある時期において、「そろそろ花いじりでもしてみないかい?」
なんてゆうふうに誘ってみるべきものかもしれませんね。
悩みや不安が堂々巡りを繰り返す状態の中、花で癒される訳ありませんしね・・。
ですから、花を花として美しくも可愛くもと感じ取れる時期にあれば特に女性においては効果的な療法であると感じるところであります。
大袈裟に「園芸療法」と捉えずとも、ただ単に「花を楽しんでみる!」でもいいんですからね。
うつ病って言う病気の症状を抑える為に飲んでいた抗鬱剤が、これからの再発予防の為に飲む抗鬱剤へと変わりつつあるタイミングに、園芸療法を併用してゆくならば・・・きっと花の優しさと植物の強さに触れることができるはずだなと感じるところであります。




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