2007/08/06

結婚観

メンタルヘルス・ウェブログ

妻の「うつ病」が結婚以前からの存在であったとしたら・・・?
うつ病を患う恋人と結婚していたか?という意味合いにはなってしまうんですが・・
どうでしょう・・・?
こういう事は、自分自身に対して、答えようのない問いかけかもしれません。
しかしながら・・・
「していたか?」「していなかったか?」っていう答え方しかないとしたら・・・
「していた」。
・・・・・でしょうね。ただ、あまりにも対象の奥行きが深すぎて・・・やっぱり、一言の言い切り形式では答えにはなりにくいところではありますが・・・。
何故そんなボソボソとした言い方になるのかと言うと・・・
結婚すれば「他人ではなくなるから・・・」。
そして・・「もと他人」。
これは一言の言い切り形式で、ズバリ判断するところであります。結婚っていうのは、自分達の結び付きを核として・・ソレに関する愛情云々とは全く別の次元で親戚であるとか、生まれてくる子供の事のと・・・実に様々な人間関係が膨らむものでしょうし、まさに子孫繁栄なんて・・・
大きく広く古い(笑)・・考え方も、ないがしろにはできませんからね。
うつ病っていう病気と向き合いながら、
結婚というゴールではなくスタートを切る事において・・・
患者では無く・・・支える側の人間は、それ相応の「覚悟」が必要になってくるのは否めないと思うんですよ・・・。何も、全てを犠牲的感覚で捉える事は間違っているんですが・・そういう意味の覚悟ではなく・・・
相手の人生を傷つける事もなく、自分の人生が傷つけられることもなく・・・
いくら夫婦といえども、相手の人生を所有する事は出来ないと思ってますから。僕は・・・。
キツイ言い方をするならば、結婚するという事は離婚という保険付きの行為・・・。
実は、それ程・・・結婚っていうのは「賭け」みたいなものなのかもしれませんよね。そういう関係柄の中に、「うつ病」っていう根の深い問題を携えてゆく訳である以上、やはり・・・「絆」に限りなく近い愛情関係が成立していないと、互いの人生の大半を占める年数を共に生きるパートナーであるためには・・・
そんな風に考えてしまうところでありますね。
よく人は言います・・・。
「病気と一緒になるんじゃない!目の前のコイツと一緒になるんだぞ・・・」と・・・
でも、わかってる・・・。わかっちゃいるけど、コイツの向こうに病気が見えるんじゃなくて・・コイツの前に病気が映ってしまうんだ・・・
僕には・・、そういう解釈も「わかります」。
さらには・・結婚「してしまう」前に、興信所を利用して経歴等を調査する人だっているでしょう・・・。それも、「わかります」。
・・・・・・・・・・・・・・・。
幸せって・・・その人のための、その人だけのものだと想うんです。・・・って事は、その人だけのものだから他の人の幸せと比べてしまう事ってナンセンス??
比べない?でも比べてしまう・・・。ちゃんと「欲」っていう比べる能力があるから。
その「欲」の部分をコントロールできる容量の「気持ち」が愛情となり勇気となり、20年30年40年・・と膨大な月日を「共に歩んでゆく」為の地盤となるんでしょうね。
大切に想う気持ち・・・。
そういう気持ちでスタートした二人は、
右に左にと・・・さまよいながらも、再び・・・そういう気持ちに辿り着く。
そんな関係・・・「いい夫婦」。







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