2007/08/31

普通の眼差し

メンタルヘルス・ウェブログ

限りなく純粋
真面目
汚れを知らない
ちょっと言いすぎ・・・(笑)
おそらく精神病患者に対して、偏見を抱いている人々は実際に患者と触れ合うならば、今迄・・思い描いていた、そのイメージに違和感を感じるのではないかと思うんです。例えばのケースで、病院、施設の建設話が持ち上がった場合、全国見渡して大方の地域で反対多数の署名が始まり・・・
なんとかして自分達の安全な?町を守ろう?とする。
・・・のが実際のところでありましょうし、通学路等があるならば警備員を・・?
さらには、危害を及ぼした場合の対処策・・等の要望が飛び交いつつ・・、まさに自己の暮らしを脅かされるといった感のある群衆心理がうごめきますよね。
個人的には、わかるようで・・わからないような複雑な心境でありますが・・・。
家族という単位を越えて地域社会っていう尺度で考えたならば、これは非常に難しい問題でもあります。
僕も、これから機会があれば、こういった問題に学びの姿勢で向き合っていきたいなと感じるところではありますが・・・。
地域社会の中において、もはや40人に1人が何かしらの心の病を患う現実を踏まえたうえで、
一番最初に必要であり、逆に現在の不足している部分っていうのは・・そういった人々に対する「普通の眼差し」。
僕は・・こういう事が大切ではないかと感じるところであります。

「普通の眼差し」・・・。
かばい過ぎることなく、避けることも無く・・。
あくまでも普通に・・。
そして病者の人々の中の「ひとり」という受け止め方では無く、ひとりを「ひとり」として受け入れる・・・。
それは一番・・病者に優しい、なによりの支えではないのかと感じますね。
けれど・・・家族っていう単位の範囲内においても、「普通に・・・」っていうのは、なかなか難しいのと同様に、地域社会においても、そう簡単に一言で皆が同じ方向に向かうわけでも在らず・・・。逆に・・・「そりゃ、理想だけどな・・・」と、終わらせてしまいがちな問題にも思えてみたりと・・・。
だからと言って・・今迄のように遠巻きに敬遠し続けてゆくには、そろそろ限界にきているのではないかと・・。

人間関係の歪みが深くなってゆこうと考えられる昨今・・
やはり、今・・・忘れ去られかけた人の心の温もりを呼び戻す事に背を向けてはならないなと・・呟やいてみたのであります・・・・・。




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