2007/08/16

自分の中の三人の自分

メンタルヘルス・ウェブログ

自分を傷つける・・もう一人の自分が三人。

屈指の理想主義者である自分。
この・・理想主義者の「自分」は、限りなく本当の自分を・・その理想に近ずけようと自分自身に対して、もっともっと・・・と、要求してくる。
そして、本当の自分は・・・
それに応じようと、自分を見失う事すら気が付かぬまま・・・
一向に、距離感の縮まらない・・・終わりの無い迷走をし続ける・・・。
時に・・・周りの人間すら、その迷走に巻き込みながら・・・。

自分の中の批評家。
この・・自分を批評してくれる「自分」は、迷惑な事に・・
勝手ながらに・・自分を厳しく評価してくれる。
君は間違っている・・・
君の足らないところはココだ・・・
君はノロマで駄目な人間だと・・・。
でも・・、この批評家さん・・・
自分の一部分しか観ることのできない・・・短絡的な批評家。
それでも、本当の自分は・・・
確かに、部分的には的を得た批評であるから・・
ついつい・・その批評を無視する事ができずに全心で受け止めてしまう。
それは錯覚である事に気ずかないまま・・・

自分の中の悲劇のヒロイン。
逆に・・・この「自分」は、本当の自分を常に許し・・・守ってくれる。
自分は被害者なんだよ・・・
運が悪いだけなんだよ・・・
もういいんだよ・・・君は一生懸命頑張ったんだから・・・
それは裏返すと・・・
本当の自分にピリオドを打たそうとしているだけ・・・。

こんな三人の・・・もう一人の「自分」。
本当の自分を傷つけ続ける・・・もう一人の「自分」。
そんな・・・「自分」を生み出し、育てているのも・・・
何を隠そう・・・実は、本当の自分。
三人の言う事を聞けば聞くほど、本当の自分は呑み込まれてゆき・・
傷は深まってゆくのに・・。
けれど・・・
その三人をコントロールできるのも・・・
何を隠そう・・・本当の自分。
そして・・・
コントロールできるって事に気がつきだした時・・・
自分を許し・・自分を大切にできる、本当の自分が見えてくる。

忘れてはいけないこと・・・
自分をコントロールするのは自分。
コントロールしだす瞬間は・・ひとつの大きな壁を打ち破る瞬間。

背中を押してやることも・・手を引いてやることも・・
その時だけは、グッとこらえて背中を向けていよう・・・・・。




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