2007/08/02

母の愛

メンタルヘルス・ウェブログ

例えばの話なんですが・・・
ここにある夫婦がいるとします。
うつ病で苦しむ妻。伴侶である夫。子供。
妻は、長年・・・うつ病を患い続けていて、子育てを満足にこなしてはいない。そして、夫は妻の代わりに子育てと仕事を両立させている。

しかし・・・、夫は段々と不満と不安と苛立ちが蓄積されてゆき・・・
子供への愛は深まり・・・妻への愛は冷めてゆく・・・。
そして夫はいつのまにか心の拠り所を愛人へと向けるようになる。
結果、離婚問題へと・・・。
夫は親権を譲るつもりは無い。
妻は子供を手放したくない。でも・・・過去の経緯と、これからの不安が・・・子供への愛情にブレーキをかける。
夫への愛は薄れつつある・・・。しかし、子供への愛は膨らんでゆく・・・。
でも今迄、抱き締める事すら拒んだ自責の念と、愛し方すら見失った自分が・・そこに居る。

ここからは僕の個人論ですけどね・・・
父か母のどちらか?っていう選択をしなければならない時・・・
僕は、母だと思うんですよ・・・。
父親って・・・結局のところ、子供を導いてゆくことは出来ても・・母親の愛情を真似する能力って最初から持ち合わせていないような?
母親って・・・正面から抱き締めて愛情を注ぐ事が出来ると思うんですが、父親って後姿で導いてゆく事しかできないんじゃないかな?ってね・・・。
母性本能っていう言葉があっても父性本能?っていう言葉は聞きませんから・・・。
子供を育て・・守るのが母親。子供と母親を守る為に闘うのが父親・・・・・??
当たり前のことなんですが、子供って父親の腹の中から生まれませんよね(笑)。
今日も、どこかで・・・って感じで、赤ん坊が毎日々、生まれ出てくるもんですから・・・その究極の神秘を忘れがちなんですけれど・・・
この腹の中で、もうひとつの命が宿り・・・長い月日を経てポッコリと出てくる・・・。
哺乳類がどうだとか女性ホルモンがどうだとか、
そんな難しいことは後回しにしておいて・・・
これは究極の神秘ですよね・・・。「すごい」ことなんですよ。多分。
いえ・・・間違いなく・・・。
命の誕生に対して命で支えて、「産む」。
軽はずみな言葉では言い回しの出来ない程の母親のエネルギーだと思うんですよ・・・。
・・・段々と、話が遠く広くソレテいってますから、ちょっと戻しますけれど・・・

離婚を決意して・・・
万が一・・・うつ病の存在を気にして、
「これからの・・」子育ての不安を感じるのなら・・・
それは、悩みどころがズレテいる・・・。
どうせ悩むんなら・・・「子育てをできる自分を失うこと」に対して悩むべき・・・
僕は、そう思うんですよ・・・。
うつ病と、離婚問題っていうのはかなり深く結ばれてしまう言葉同志ではあるんですが・・、うつ病は・・・子供への愛情を消し去るほど強いモンでもなんでもありませんよね。
あんなもの・・・。
フラフラと近寄ってきて、人の心を掻き乱し・・・そしてフラフラと去ってゆく。
そんなモンに負けるほど・・・
命を宿し、産み・・・育てる・・・愛は弱くないんですから・・・・・。



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