2007/09/15

祈り・願い・・・心のpower

メンタルヘルス・ウェブログ

君は最近、顔色が悪いね・・・
どこか悪いんじゃないのかい・・・・?
きっと・・悪いんだよ。
間違いないよ・・・。
ひょっとして、君は癌にかかってるんじゃないのかい?
すぐに医者に診てもらわないと「手遅れ」になるんじゃないかい?
でも・・医者はもし癌だとしても、本当の事を君に言わないだろうね・・・。
それにしても・・・君は最近、顔色が悪いね。ホント・・・。

毎日毎日・・・こんな事を言われたとしたならば、例え・・
昨日までピンピンしてた人も、おそらく・・・急激に弱り果てていくんでしょうね。
まさに暗示でもかけられたかのように・・・。
病は気から~なんてよく言ったもんではありますが、正にその通りでもあると思うんですよね・・・。僕も、毎日こんな事を聞かされたら、何日間その暗示に対して反抗できるか考えてみても、さほどの自信はありませんね(笑)。

ならば・・・逆に、ホントに病気を患ってる人間に対して・・・

君は最近顔色イイね・・・!
ひょっとして・・・
物凄く回復してきたんじゃないのかい・・・?
今度、医者に聞いてみろよ・・・
きっと、医者も僕と同じ考えだと思うよ!
あんなに・・・ひどい状態だったのに、
あの時の君の表情なんて・・
今と比べりゃ、まるで別人みたいだよ!

下手すりゃ(笑)・・・「誉め殺し」になりかねないとしても、毎日こんな励ましを与えられたならば・・・「気から病が回復する」って事もあるかもしれませんよね。

人間って・・・心で生きてると、僕は思ってますから・・・
「願い」や「イメージ」ってのは、それらを強く思えば思うほど・・・、実現する可能性もグングンと高まっていくような気がしないでもありません。
勿論・・・哀しいかな、そんな「願い」が届かぬ現実がある事だってあるでしょう。
でも、哀しみや現実の中でこそ・・・強く「祈り続けられる」能力を持ち合わせているのも人間のpowerでもあるはずと・・・
僕は医師でもなければカウンセラーでも無く、ただの平凡な男。そして、ただの平凡な夫。
過去を振り返っても、今も未来も・・うつ病という名の病魔に覆いかぶされた愛する妻が別人と化し家庭の中に狂った空気が流れ込んできたとしても・・・
その対抗となる僕の力というものは心。祈る・・・医師のように具体的に楽にしてやれる事なんて出来はしないけれども、きっと大丈夫。僕達がそばにいるから・・・
言葉にしてしまうと簡単すぎて素っ気ないものかもしれないんですが、夫として家族として出来る事、忘れてはならぬ事。「一番辛いのは患者」・・・
僕は「うつ病はよくなる」って事を強く思い続けてきましたし、これからもそうであろうと思います。それは「家族として、一体どうしていいのかわからない!」と、家族側が狂おしくなるような時には「祈り」にも近い想いで・・・そう信じてきましたが、そんな気持ちにふけるならば、ピンとした顔つきで「どうして、あんな事で苦しんでたんだろうね」なんて夫婦で笑える・・・必ずや到来するであろう日々が楽しみでありません・・・。




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