2008/01/04

自己犠牲的な人々

メンタルヘルス・ウェブログ

過剰適応。
周囲の環境や人間関係に過度に自分を合わせようとしたり、サラリーマンであれば過度な帰属意識を保持してしまう傾向。
円満な夫婦生活と言うよりは夫に仕えるという感覚で黙々と家事や子育てに明け暮れていると最終的には自分という存在が希薄化されて、我に返った時には「うつ病」等の心的障害に発展してしまう・・・。過度な帰属意識に関しても会社の為に自己の全てを捧げる日々は、毎晩遅くまで会社に残り残務をこなし帰宅しても頭の中には翌日のカリキュラムの事を考え続けてしまう・・・。要するに途切れる事無く、会社の為に仕事の為に在る自分・・・。
成りゆく果ては、仕事をしている時だけ「落ち着ける」と言った錯覚に陥り・・そして燃え尽きた後には、やはり「うつ病」等の精神疾患を患うケースと変化を遂げる。出世うつ病、産後うつ病などと有りますが生真面目で「頑張ってしまう」人によく、こんな傾向が多いようでありますね。

日々・真面目に頑張っているのに自分が自分を壊してしまう・・・。
人間、ある意味で「ちょっといい加減な方がいい」?
そりゃ・・・そうだけど。
悲しくも、やりきれない感のある・・こういったメンタルヘルス対策ではありますが。
結局は・・・
「距離感」っていうものが大切であり必要なんですね。
自分だけの世界と仕事や周囲・家庭との適度な、心の距離感・・・。

距離感を持つ為の自分の努力と、持てぬ家族や社員に対する回りの人間の心配り。
距離感なく仕事や家事に溺れてゆく家族や社員に対して、無関心では無く・・
息抜きを促す一言が、そのブレーキとなりうるのですね。
確かに、周囲の環境や職場の環境が直接的に過剰適応を助長したとしても隠れた要因として「周囲の無関心」という事項もあるでしょう・・。
職場も家庭も忙しない現代社会の中で、そういった優しさを失いたくはないと感じるところであります。




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