2008/01/09

動物介在療法(アニマルセラピー)について














アニマルセラピー。日本語では動物介在療法(Animal Assisted Therapy=AAT)と呼ばれています。
動物との触れ合い・交流により精神と肉体機能を向上させる癒し” の方法。
医療従事者である医師や作業療法士、理学療法士によるプログラム作成、記録、評価に基づき実施され、治療のゴールが存在する。
療法に参加する動物達も、ある程度訓練され、感染症などのチェックを通過した動物達(犬、猫などのペットやイルカ、馬など)
落ち込んだ人間の気持ちを癒やしたり、運動をして体力を回復させたりします。
リハビリ目的での乗馬療法などは昔からありますが、最近では、米国を中心にイルカと一緒に泳ぐことである種の心の病の治療を行うイルカ療法も知られています。
その対象者は・・・
  • 子供。(不登校、精神的・身体的・性的虐待児、親が居ない子供等)
  • 高齢者 (独居、老人ホーム等)
  • 終末期医療 (がん、エイズ患者等)
  • 後天的慢性疾患 (事故や病気等)
  • 先天的慢性疾患 (精神遅滞、ダウン症、自閉症、脳性マヒ等)
  • 身体機能障害者 (視覚・聴覚・言語障害者、手足の不自由な人等)
  • 犯罪傾向にある人 (囚人、医療刑務所等)
  • 精神障害者(認知症、精神分裂病、躁うつ病等)


ちなみに、似通った関連語に動物介在活動(Animal Assisted Activity=AAA)というものがありますが、こちらは動物介在療法のように病院施設等で専門療法士がプログラムを組んで実施するようなものでは無く、ただ単に人と動物が表面的に触れ合う活動であり、それに対する記録や進捗の報告も必要とはならない。


日常の家庭生活を営める人々についても犬を中心とするペットに接していると、気持ちが和らぐ人が多いと思います。動物の世話をすることで、淋しさがまぎれたり、子供の情操教育に活用できるなどの効果があると言われ精神的なストレスを緩和して、うつ病を防ぐことにつながるとも考えられています。
また、身体面の効果については毎日の犬の散歩などは日常の運動習慣が増し、血圧や中性脂肪の数値を下げるという報告もあるようです。
さらには、ペットを介して飼い主同士が交流するなど、社交性を高める効果も期待できます。




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