2008/01/03

高質な睡眠を得るための基本知識メモ

メンタルヘルス・ウェブログ

睡眠は身体と脳が休息するための大切な時間です。身体の疲れは横になって身体を休めるだけでもある程度回復できますが、意識や知能、記憶など知的活動を行う大脳は起きている限り休息することは不可能です。睡眠は精神的な疲労を回復する大切な営みです。また、日中の活動で傷ついた筋肉や内臓などを効率よく修復します。よって、睡眠とは身体と脳の再生工場であり、心と身体の健康を保つために必要です。
以下、高質な眠りを得る為のtipをまとめてみました。
  • 適度な睡眠時間は個人差が大きく、日中の活動において眠気で困るような事が無ければオーケー。浅い眠りのレム睡眠(体の眠り)と、深い眠りのノンレム睡眠(脳の眠り)の1セットが約90分ですから、その倍数の時間・・・すなわち3時間・4時間30分・6時間・7時間30分辺りを個人の状態に応じて適度な睡眠時間と設定すると質の高い睡眠を得られる。
  • 睡眠前にカフェインや喫煙等の刺激物を避け、眠る前は読書や音楽など自分なりのリラックス法を実施する。
  • だんだんと・・・眠たくなってきた頃合が、その日のその人のベストな就寝時間。すなわち、就床時間にはこだわらない
  • 決まった時刻に床につくことが、よりよい目覚めに起因するのでは無く・・・決まった時刻に起きる=体内時計が決まった時刻にリセットされる=完全に目覚めて活動リズムとなる。すると体内時計のリスタートから大体15時間程度で眠気が生じるのが人間の本来の生理メカニズムということですから、早寝や質の高い眠りに通ずるのは毎朝の定刻の起床が大切という考え方。
  • 地球の1日が24時間なのに対し、人間の本来持っている1日の単位は25時間。その人間の体の生活リズムをコントロールする時間割のような役目をするのが体内時計。朝の光を感知することで一時間のズレを毎日リセットすることが出来る。この体内時計が狂ってしまう典型的な例が、時差ボケであり、海外旅行等で真昼間から深い睡魔に襲われたり夜中に不眠状態に陥ってしまう現象がそれ。
  • 規則正しい食事と運動。人間の体のリズムは優秀な学習能力があり、毎朝規則正しく朝食を採っていると一時間程前から消化器系の活動が活発化し、すなわち朝の目覚めを促進します。適度な運動習慣は質の高い眠りを促すという事は感覚的にも理解できる内容であります。そして睡眠前の、特にタンパク質系の食物の摂取は寝る時間帯に消化器系を活発に作用させてしまいますから睡眠を妨げてしまいます。
  • 昼寝の前にカフェインを。昼下がりにウトウトとしてくるならば体の要求通りに20分程度の昼寝をすると非常にスッキリとするものですが、昼寝の直前にコーヒーを飲んでもカフェインが脳に届くのに30分程度掛かるので、20分程度の昼寝なら、目覚めの頃に丁度効き出す事になる。
  • 睡眠薬代わりの寝酒は不眠のもと。アルコールは確かに寝つきは良くなるのですが中途覚醒(夜中に何度も起きてしまう睡眠障害のひとつ。真夜中に目が覚めてしまい、そのままテレビや読書に集中してしまう等。)をもたらしてしまうので睡眠の質を落としてしまう。アルコールの量も慣れてくると同量では寝付けなくなり段々と増えてしまいがち・・・。するとアルコール過剰摂取等、別の諸問題へと発展してしまう要素も含まれてしまう。
  • 睡眠薬は医師の指示で正しく使えば安全(アルコールの同時摂取は禁止)


余談・・・・・。
天才たちの睡眠
ショートスリーパー睡眠時間が6時間以内の人
【タイプ】順応的、外交的、自信家の傾向、実業家に向く。
■代表的な人物
3時間睡眠のナポレオン、4時間睡眠のエジソン
『失敗に対してくよくよしない、悩みも少ないので脳を必要以
上に使わないから睡眠が短くても平気』
ロングスリーパー睡眠時間が9時間以上の人
【タイプ】内向的、苦労症、非順応的で、芸術や科学など繊細
で創造的な仕事に向く。
■代表的な人物
10時間睡眠のアインシュタイン
『試行錯誤の必要だったアインシュタインは、脳を酷使してい
たといえる。疲れた脳を休めるためには、長い休息が必要』




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