2007/07/17

ブログへのインタビュー抜粋

メンタルヘルス・ウェブログ

うつ病のご家族に対するアンケート 2007年2月
●●大学大学院 ●●研究科 
心理学専攻修士●●●●
アンケート①では、各質問に対して、自由な表現で回答をお願いいたします。
説明文をよくご確認の上、各質問に対して、自由な表現で回答をお願いいたします。回答は、各質問の下の行にある→の後に、ご記入ください。


◎最初に、うつ病にかかられたご家族についてお伺いいたします。

①うつ病にかかられた方に、初めて体調の変調が見られた時期を教えてください。

→H13年4月ごろ
うつ病にかかられた方が、現在受けている治療について教えてください。

→投薬。

②(うつ病にかかられた方が、医療機関を受診されている場合のみお答えください)
医療機関での診断名について教えてください。
→うつ病

③うつ病にかかられた方の現在の健康状態についてお伺いします。ここまでの病状経過全体を見渡したとき、今はどのような状態にあると思われますか?また、うつ病にかかる以前のお元気なときの状態を10とし、うつ病にかかられてから一番状態の良くなかったときを0とした場合、今はどれくらいの数字で表せますか?(例:一番悪い時期を過ぎ、少し快方に向かっている状態,6くらい)
→一番状態の良くなかったときを0とした場合、やはり上記のように6位迄・・回復しているように感じます。過去も6のレベル迄、回復後2~3辺りに落ち込んだ時期もありますが、今現在の「6」というのは、落ちても「5」で止まる?であろうと実感できる「6」であります。

◎ご家族のうつ病との闘病を支えてこられた、これまでのあなたの経験についてお伺いいたします。

ご家族(=うつ病にかかられた方)の体調の変調に気付かれた頃のことをお伺いします。

①うつ病の症状が出始めた頃のご家族の様子はどのようでしたか?またあなたはそれについてどのように感じ、どう対応なさいましたか?
→対応のしようが有りませんでした。「総崩れ」の状態です。かなり荒れ狂いましたから・・。生活するという日常業務は家族の状態を無視して毎日毎日繰り返されます。その中で、家族は患者以上に苦しんだと言うのは間違いですが、少なくとも同等の苦しみを共存したであろうと感じます。「闘い」という表現はオーバーな表現では無いと感じています。しかしながら、そういう闘いが後々の介護側のエネルギーになっている事も事実です。

②体調の変調に気付いてから、医療機関などでうつ病との診断が下りるまで、どのくらい期間がかかりましたか。
→診断結果を追う治療では無く、その時々の症状改善を着目していたように思いますから、この質問には答えにくいところです。

③その診断を、あなたはどなたから聞かれましたか?(例:ご本人から聞いた、医師から聞いた)
→同上。

④その診断を聞いた前後で、あなたの気持ちなどに何か変化がありましたか?あった場合にはどのように変化したかについて詳しく教えてください。
→診断名に対しての感情は記憶にはあまり有りません。それよりも、症状がもたらす家庭崩壊に対して心身のエネルギーを吸い尽くされました。

ご家族にうつ病の症状が最も強く出ていた頃のことをお伺いします。

①症状が強く出ていた頃の、ご家族の様子はどのようでしたか?また、あなたはそれについてどのように感じ、どう対応なさいましたか?
→「荒れ狂う」。・・・その一言です。対応?という冷静な感覚で暮らす余裕は全く無く、振り回されて責められて・・・そんな思い出があります。

②その頃、ご家族のうつ病に関してあなたが「辛い」と感じたことはどんなことですか?
→上記と重なりますが・・・
やはり、家族生活が振り回されてしまい何もかもに関して「家族が患者に責められる」。これが一番辛かったことです。その辛みを抱えながら「尽くす」ことは、正直・・辛かったと感じます。

③その辛さの解決のために、誰かに相談したり専門機関を利用したりしましたか?
・(利用した方にお聞きします。)どのような方法をとられたか、できるだけ詳しく教えてください。また、その中で役立ったのはどんなことですか?逆に役に立たなかったのはどんなことですか?
→利用していません。
・(利用しなかった方にお伺いします。)何にも頼らず一人で頑張られたのはなぜですか?またもし一人でできる対処法をなさった方は、その方法について教えてください。
→利用しなかったのは、そういう行動が患者に対してマイナスであると思われたからです。
自分のせいで、家族もメンタルケアを受けている・・・。そんな感情が患者の病状を悪化させ、さらに・・良からぬ妄想を引き起こすであろうことは、介護する側が一番、敏感に察知できます。

④実際に利用しなかったとしても、「こんな援助があったらいい(よかった)のに」と思うのはどんなものですか?
→web上の援助、相談がベストではないかと感じたりもします。味気は無いでしょうが、患者に悟られる事も防げて、時間の制約も無い。勿論・・webという性質上、その危険性は同居しますが・・

⑤ご家族のうつ病との闘病体験に関して、ウェブログを書いたり、ホームページを開設している方にお伺いします。ブログやホームページを書き始められたのはなぜですか?また、それを維持しているのはなぜですか?ブログやホームページを書かれていない方は、次の質問にお進みください。
→少なからず・・同種の人々との交流が生まれるからです。世の中には公に相談機関に通えたりする人ばかりでは無く・・悩みに対して死ぬ勇気も無く生きながら苦しむ人々も居るかと感じます。まして、精神病という名は、我々のような営業利益を追求するサラリーマンの中では「中傷」という現象を生み起こす要素でもあります。(職場環境にもよりますが、私の場合は、このパターンです)Webは先程も述べましたが、危険な要素をたくさん含めています。私自身もブラウジングしていると悩みビジネス的なものも、よく見かけます。それに相手不詳のPC画面からの情報を取り違えると様々な障害をもたらしてしまいますが、不思議と・・私のような同種のテーブルの上の人達は画面上からも気持ちが伝わり・・その「判断」が可能になってくるようにも感じます。

⑥ご家族の状態がよくなかった時期はお辛かったことと思いますが、その中でも「嬉しい」「ほっとできた」と思えた時がありましたか?ある場合、それはどんな時ですか?そしてそのときあなたが感じたことを、出来るだけ詳しく教えてください。ない場合には次の質問にお進みください。
→「普通」を感じれる日。それは、病気上の感情の起伏によるものであったとしても、「笑顔」が家庭に存在する瞬間。それが、明日へとつながる一本の糸です。

⑦この時期、あなたとうつ病にかかられた方以外の家族の方はどんな様子でしたか?
→かなり極端な言い方をすれば・・・「外野」。
その言葉を、前向きに解釈するならば・・自分達が自分達の人生と向き合う為の「区切り」でもあると感じます。

ご家族の状態が一番悪い時期を過ぎ、快方に向かい始めた頃のことをお伺いします。

①ご家族の状態がよくなり始めた頃の、あなたのお気持ちをお聞かせください。
→その頃の「気持ち」は在りません。よくなり始めた頃・・自分と向き合う心の隙間など有りませんから。

②この時期、ご家族のうつ病が最も悪かった時期とはまた別に、なにか困ったことはありましたか(ありますか?)あった(ある)場合、どんな困ったことがあったか、またその解決のためにどんなことをされたかを、できるだけ詳しくおしえてください。
ない場合には、そのまま次の質問にすすんでください。
→困ったと言えば・・全て困ってましたが、やはり子供に対する事が複雑な心境をもたらしました。病気の都合で、学校を休ませ、幼稚園を長期欠席させ、苛立ちで叱りつけ・・・
解決方法は、今となっては対応策が間違ってなかったと信じる事が解決策自体かと感じます。

ご家族のうつ病を支えてこられた体験全体を通じて、お伺いいたします。

ご家族がご病気をなさる前後で、あなた自身やあなた以外のご家族、その関係などに、なにか変化がありましたか?あった場合、その変化について詳しく教えてください。なかった場合は、次の質問に進んでください。
→書ききれない程の「変化」はありました。
キリが無いので、一言で表すとしたら・・家族の原子は「他人同士」。ということです・・・。
今回のアンケートは、うつ病の方を支えるご家族に役立つ情報を提供することを目的にしております。これまでお答えいただいたこと以外にも、これからご家族のうつ病を支えていく方々にアドバイスなどがありましたら、ご記入ください。
→アドバイスする程の何様でもありませんが・・
私は「信じる」という行為は素敵なことだとおもいます。
この言葉は日常生活の中で氾濫?しているくらい・・ありふれた言葉ですが、重く。苦しく。辛く。哀しく。そして・・人を生かし、人が生きる為の力です。
信じることをやめないこと。
それは、素敵なことです。

◎最後に、あなたやご家族についてお伺いいたします。

①あなたの年齢  →  (  *  ) 歳
②うつ病にかかられた方の年齢およびあなたとの続柄  →  (  * )歳 続柄  
③おふたりのほかに同居されているご家族の性別と年齢 →
④あなたのご職業(例:会社員、自営業、パート、無職、・・・) →    *      
⑤うつ病にかかられた方のご職業(例:同上)         →     *  

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
以上・・、主婦学生としてメンタルヘルスの分野に学問的に取り組んでいらっしゃる方からのインタビューに対して私自身が回答した内容。
人は一生涯、「学ぶこと」と「挑戦」する機会を持ち合わせていると感じつつ・・・
興味では無く誠意でインタビューを受けた事に対して、回答したものであります。  



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