2007/06/21

もうひとりの自分

メンタルヘルス・ウェブログ

必ず迎えなくてはならない、自分にとってイヤな事って何日も前から憂欝になりますよね。
だんだんその日が近づいてくる度にイヤな想いは募ってゆき、緊張感を伴いながら憂欝な毎日を消化してゆく・・・。
例えば一週間後に人事異動の発表がある・・なんて時は、いよいよ単身赴任か!?
なんて、心配や不安なんかで憂欝になるもんです。それでも時間は無常にも一定の速度で過ぎてゆきますから心配しようが不安であろうが、いずれその日を迎えてしまいます。そして結果を知り一喜一憂する・・・。自分にとって有利な結果なら嬉しいでしょうし、仮に単身赴任が決まった場合でも、「仕方ない・・・これもサラリーマンの宿命か?」って、諦めながらも受け入れている?人は、日常生活における、「イヤなこと」って、反発と同調を上手に織り交ぜながら、それなりにクリアしていってるんだと思うんです。
ところが、うつ病を患う妻の場合はちょっと違ってきますね・・・病的に反発したり同調したりするんですからね・・・。「イヤなこと」への反発は、何日も前から始まり・・・何故?イヤなのかという事だって上手にヒモ付けしながら理由付けしてゆく?それらに不安も絡めて、まさに・・世界の終わり?(少しだけオーバーですが・・・)まるで、自分で自分を強烈に追い込んでいるかのよう・・・。結果に対しても「こうなってしまったのは、あたしが悪いからなんだ・・・やっぱりダメ・・・」要は、ダメ物語の主人公は常に自分が演じてるんですよね・・・なにも好きで演じてる訳なんかじゃなくてね、出来れば役を降りたいんでしょうが・・・役を変わってくれる、もう一人の自分が存在しない・・・。
落ち込む自分。励ます自分。
人はいろんな自分を利用しながら病める現代社会の中で暮らしているんだと思うんですよ・・・。悩める時には励ます自分が現れ、自分が自分を助けてあげられる・・・。
もしも、そんな自分が妻の心の中に現れ始めたら・・・それは克服へと大きく前進する第一歩であるんだと思いながらも、それがなかなかね・・・・。
今のところ・・・、妻の心の中に必要な、もうひとりの励ます自分役にはね、僕がレギュラー出演しているみたいですが・・・・・。

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